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16信州大学自然科学館は、2016年12月に、第3回ミニシンポジウムと自然環境診断マイスターシンポジウムを開催しました。12月10日に開催された自然科学館ミニシンポジウムは第3回目となり、一般市民の方など35名の参加がありました。今年度は「信州の博物館で何ができるの?」というタイトルで、県内の博物館学芸員や市民活動を牽引する研究者ら4名による講演がありました。大学と同様、どこの博物館でも人員削減が問題となっている中、一般市民の方々とどのように連携して博物館・科学館を運営していくのか、お話を伺いました。各博物館の様々な工夫が紹介され、本学自然科学館を運営していくためにすぐにでも実践できる方法もあり、大変勉強になったシンポジウムでした。講演者の一人から、「信州大学自然科学館には、県内の博物館・科学館を繋ぐ役割を期待している」とのご意見を頂き、今後の自然科学館のあり方が明確になった瞬間でした。平成19年12月から平成21年9月まで本学理学部で行われた自然環境診断マイスター養成講座の受講生によるシンポジウムは、12月17日に理学部で開催され、遠くは兵庫県から32名の参加がありました。最後の養成講座プログラムが終了して7年が経ちますが、修了生の皆さんは精力的に各地で自然に関する活動をされています。テーマである「自然環境診断マイスターによる防災・日本再生への提言」について9名の講演・話題提供がありました。修了後も様々な活動を展開されており、特に各地の災害については見たこともない資料なども入手し詳細に調べられており驚きました。何より、これまでの数年にわたって継続して活動されてこられたことに頭が下がる思いがしました。来年度は自然環境診断マイスター養成講座プログラム開始から10年目の年にあたり、盛大なシンポジウムが開催される予定です。今回よりさらに多くの修了生の活躍を拝見できると聞き、楽しみになりました。信州大学自然科学館が、ミニシンポジウムとマイスターシンポジウムを開催2016年12月15日、先鋭領域融合研究群と上海交通大学Bio-X研究院は、優れた研究者、学生の交流を通じて相互に刺激を受け、国際的に活躍できる人材の育成と研究レベルの高度化を目的とする学術交流協定を締結しました。バイオメディカル研究所の特別招へい教授である上海交通大学Bio-X研究院のWeidong Li (李衛東) 教授の研究室とバイオメディカル研究所神経難病学部門はこれまで、シナプスタンパク質の異常と神経疾患との因果関係を遺伝子改変動物モデルを作成して解明するという共同研究を開始しました。今回、学術交流協定を結ぶことによりこの共同研究がさらに発展し、Bio-X研究院とバイオメディカル研究所間での研究スタッフや大学院生の交流が活発になることを期待して12月15日に調印を行いました。今年1月18日には学術交流協定締結を記念した国際シンポジウムを開催しました。上海交通大学Bio-X研究院と学術交流協定を締結野尻湖ナウマンゾウ博物館館長 近藤先生による講演の様子竹脇マイスターによる講演の様子本学名誉教授藤山先生による講演の様子森田マイスターによる講演の様子【第3回ミニシンポジウム】【マイスターシンポジウム】左から、李勝天(Shengtian Li)准教授、林賀(Lin He)院長(上海交通大学Bio-X研究院)、中村宗一郎群長、濱田州博学長(信州大学)

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