環境報告書2016|信州大学
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45■附属特別支援学校公園花壇への花植えと修理(中学部)地域の運動会での太鼓発表「うんどうかい」の後の記念撮影(1)環境への負担を少なくする活動①リサイクルボックスの管理を生徒会の環境委員会が中心になって行い、裏紙の再利用や古紙の分別収集を行っています(写真1)。② 落ち葉と草の収集場所を分別し(写真2)、腐葉土をつくり、それを学級花壇とメイン花壇で利用しています。(2)節電、節水など省エネに対する活動  生徒会の環境委員会が教室の電気のスイッチに節電を促すプレートを、トイレ・水道に節水を促すプレートを作成し、貼付しています。(3)ごみの分別および資源化への活動  教室内で、燃えるゴミとプラスティックゴミを分別して収集し、清掃時に、生徒会の整美委員と環境委員がそれらを管理しています。(4)総合的な学習の時間における活動  1年生が総合的な学習の時間におけるヒューマン・ウィーク期間中(7月)に、環境問題に関する今日的な課題を自分の問題として受け止め、問題に対する自分のあり方を見いだすことを目的に、環境にかかわる学校内外での調査・研究を行い、発表しています。平成27年度は、「水路の汚れと水質調査」、「川の生き物の生態調査」、「私たちの吸っている空気の実態を探る」など5つの講座に分かれてワークショップを行いました(写真3)。調査結果を、参観日に保護者を対象に発表したり、学習発表会で地域の方に紹介したりしました。(5)地域の環境美化に対する活動  毎年6月に地元企業(富士通(株))と合同で地域の環境美化活動を行っています。この活動は地域の美化活動を通して近隣地域の一員であるという自覚を高めることを目的に、学友会(生徒会)が企画し、これまで10年間以上継続して実施しています。(写真4)。写真3 川の生き物の生態を調査写真2 落ち葉の収集写真4 地域の環境美化活動に参加■附属長野中学校写真1 リサイクルボックス(1)地域との交流活動による環境改善(中学部・高等部)  中学部は野菜作り・花壇作りを行い、高等部は野菜作りを行いました。さらに、放課後活動(アフター3)では野菜を作り、米を育てました。  中学部の生活単元学習には地域の住民が参加し、共に活動しています。生徒たちは、友達や地域の住民とかかわりながら、公園の花壇作りや畑で収穫した農作物の販売、調理等を行いました。花や野菜を育てる活動を続けることから、力を合わせて環境を整え、改善しようとする意識が高まりました。  高等部の生徒は、学級ごとに好きな野菜を栽培しました。毎日の水やりや草取りなどの畑の管理は、生徒全員が協力して取り組みました。収穫した野菜は漬け物にしたりお菓子を作ったりしてみんなで楽しみながら食べました。また、放課後活動(アフター3)では米、ジャガイモ、コンニャク、大豆等たくさんの農産物を栽培しました。収穫した米や野菜は自分たちで調理したり、給食室で利用してもらったりしました。 (2)芝生校庭の活用 (全校)  5年前から校庭の芝生化に取り組み、現在はミニサッカーゲームができるほどに整った芝になっています。校庭を芝生にすることによって、雨水土砂の急激な流出や砂埃の発生による近隣住宅への影響を減らすことができました。また、地面が露出していないので、使用中のけがが減り、体育や集会などでの活用が増えています。全校「うんどうかい」には、保護者の皆さんも全員参加し、リレーを楽しみました。地域の自治会主催の運動会や近隣の幼稚園児・保育園児の散歩に活用され、人の輪が広がっています。

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