信州大学留学ガイド2016
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ranceU.S.AFranceU.S.A経験者の声17信州大学 グローバル教育推進センター(GEC)フランス アメリカ合衆国◦留学前にどのような準備をしましたか? 日本以外の国の繊維分野はどうなっているのか知りたいと思ったのが留学のきっかけで、TOEICのスコアは上達していたので、バンクーバーの語学研修に参加して留学のイメージをつかむことから始めました。その後、留学先で必要になるフランス語の勉強をしました。同時並行で、留学先の担当教官と連絡を取ったり、留学先の研究を調べたり、奨学金制度へ応募したり、ビザの申請をしたりしました。◦留学の際、どこに滞在しましたか?(ホームステイ、ホテル、寮など)また、その滞在先の印象や感想を教えてください。 最初の半年間は、学校から少し離れた日本人の大家さんの家に間借りで住んでいました。留学生活に慣れた後、地域が管理する学生寮に引っ越しました。同じ寮にENSAITの友人が住んでいたので学校の課題をするのに便利でしたし、他の学校の学生も住んでいたので、パーティなどを通して仲良くなれました。学生寮はホームステイと比べて家賃が格安です。この後、フランス人の大家さんの家に間借りし、一緒にオペラや旅行などに行き、フランス人の生活を知ることができました。◦留学先ではどのようなことを学び、体験しましたか? 現地の学生と同じ教育カリキュラムを通して、繊維分野の知識をさらに深めることができました。また、日本国外の学校でどのように繊維分野の教育が行われているかについて知ることができました。さらにENSAITでは学外の活動が多く、その一つであるインターンシップを通して、海外の企業で働く経験と将来イメージを得ることができました。留学期間中はさまざまな国の人と関わることも多く、国ごとの文化や宗教の違いを受け入れる素養も培われたと感じています。◦留学の動機、留学先を選んだ理由は何ですか? タイの協定校で行われた国際農業実習に参加し、他国の人と関わる際に最も大事なことは、お互いの感覚の違いを理解し、楽しむことだと感じました。そのためには、自分の足で国外へ出て、身をもって体験することが重要であると感じました。これが、アメリカでインターンを行った一番の動機となりました。◦留学先ではどのようなことを学び、体験しましたか? キノコ生産や会社運営を学んだのはもちろんですが、それ以外でも多くの収穫がありました。リーダー像の修得を目標の一つとしていましたが、会社での上司と部下の関わり方を間近で見ることで、私の目指すべきリーダー像が明確になりました。もう一つ、滞在していたセバストポルという町についてです。市民の食に対する意識が強く、農家に活気があり、私が理想とする町に近かったので、何がセバストポルをそうさせたのか調査し、様々な団体の存在を知ることができたのも、非常に大きな収穫だったと思っています。◦留学体験を将来どのように活かしていきたいと考えていますか? 私は、予てから今も未来も美味しく「食」を楽しめるような世の中を作っていきたいと考えています。その一環として、農業廃棄物を利用した循環型の農畜産業に興味があり、今も大学院で勉強を続けています。伸び悩んだり、躓いたりする度に、留学中に目標に向かって走り回った日々を思い出し、自分を鼓舞することができるようになりました。留学で得られたヒントや新たな視点を参考に、グローバルに物事を考えられる人材になって、社会に還元したいと考えています。(留学期間)2014年9月2日 〜12月19日理工学系研究科繊維・感性工学専攻 修士課程 石いし川かわ 達たつ也やさん農学部 食料生産科学科4年 倉くら田た 紗さ耶や加かさんダブルディグリープログラムENSAITフランス国立繊維工芸工業高等学院インターンシップキノコ生産会社Gourmet Mashrooms Inc.(留学期間)2012年7月  〜2014年9月留学時留学時トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム第一期生

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