信州大学留学ガイド2016
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経験者の声ValaysiaNepal15信州大学 グローバル教育推進センター(GEC)◦留学先ではどのようなことを学び、体験しましたか? マレーシアが多民族・多文化、イスラム教国家であることに興味を抱いていたので、留学先の大学では、イスラム教学やマレー民族舞踊、マレーシア経済などマレーシアならではの学びに挑戦しました。マレーシアでは英語が使えさえすれば、生活に困ることはほとんどありませんでしたが、この機会に現地の言語学校へ通い、マレー語を習いました。最終的には基本的な日常会話であれば話せるようになり、それによって、周囲の人たちとより親密な関係を築くことができたのではないかと思います。◦留学先で楽しかったこと、印象に残っていることは何ですか? 言語学校の先生の知人の結婚披露宴に招待していただきました。新郎新婦のご家族も見ず知らずの私を快く受け入れてくださり、マレーシアの人々のおおらかで寛容な姿勢に感銘を受けました。披露宴に関しても、時間はかなり長めに設定されており、来る時間や帰る時間も自由、終始賑やかな様子で、マレーシアらしさを感じることのできた一日でした。◦留学を考えている方にアドバイスをお願いします。 留学前は、不安ばかりが頭を占めていました。私自身、やるしかないと覚悟を決めたのは、入国審査を終えた後でした。しかし、現地の生活に慣れてしまえば、一年なんてあっという間です。きっと皆さんも留学を終え、帰ってきたころには、自分が何をそれほど恐れていたのか、思い出せないことでしょう。「案ずるより産むが易し」です。一年後、成長している自分を思い浮かべ、勇気を出して、留学してみてください。一歩前に踏み出せば、日本では経験できないような日々が待っています。◦留学の動機、留学先を選んだ理由は何ですか? 私がネパールを選んだ理由は二つあります。世界最高峰のヒマラヤ山脈を、実際に自分の目で見てみたいと思ったことと、専攻している地学の研究に、留学(巡検)を通して得られる経験を生かしたいと思い、参加を決めました。◦留学前にどのような準備をしましたか? ヒマラヤの地質についての研究を進めました。また、同じ留学をする仲間とは何度も集まって、お互いに留学内容の確認や議論を行い、留学が実のあるものになるよう準備に努めました。現地では基本的に英語での説明・解説になるので、地質に関する専門用語も最低限覚えるようにしました。◦留学先ではどのようなことを学び、体験しましたか? 現地の大学でヒマラヤの地質概要を講義形式で学び、地質学的特徴を実際に見ることができる場所を、およそ9日間かけてバスやジープ、徒歩で巡りました。主な内容はヒマラヤの地質境界をなす大断層の見学や、ヒマラヤのつくる地形の見学、化石・岩石の見学です。ネパールは衛生状態が悪く、歯磨きはミネラルウォーターを利用するなど細心の注意を払う必要がありました。しかし、ヒマラヤはプレートの衝突によって、日本では見ることのできない大断層が形成されています。見に行った断層の境界部分では、地質学的違いなどが植生の違いではっきりと確認できて、感動しました。◦留学を通じで身についたことは何ですか? 外国人学生を始めとする他者との、コミュニケーション能力を向上させることができました。高度な英語力がなければ何もできないと思っていましたが、他の方法でも十分コミュニケーションをとることができると感じました。ネパールNepal交換留学マラヤ大学短期海外研修プログラムヒマラヤ横断フィールドワーク(留学期間)2014年9月3日 〜2015年7月3日(留学期間)2015年3月5日 〜3月19日人文学部 文化コミュニケーション学科3年 池いけ上がみ 詩し織おりさん理学部 地質科学科3年加か藤とう 祐ゆう輝きさんマレーシア Malaysia留学時留学時

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