工学部研究紹介2017|信州大学
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橋本(佳)研究室研究から広がる未来卒業後の未来像ミョータンテイ助教とともに薄膜太陽電池の光吸収材料、透明導電材料となる新材料を探索し、新しいエネルギーデバイスの構造及び作製方法の研究を行っています。また、カーボン材料の応用による材料技術の進展を図ります。太陽電池に限らず、エネルギーデバイスを創出して持続可能な社会の構築に貢献できます。薄膜材料はその光、電子特性により広範なデバイスに応用できます。。カーボン材料は、化学的安定性とπ電子の電気伝導、そして低次元加工性から優れた発展性を持ちます。多くの材料との組み合合わせで新規応用に展開できます。。環境エレクトロニクスに関連する研究に携わることで学生自身の成長を促進し、卒業後は、次世代を担う有望な環境エレクトロニクス技術者として、世界で活躍できる人材の育成を目指しています。橋本佳男教授東京大院工学博士日本学術振興会特別研究員カーボン科学研究所所長研究分野:・薄膜太陽電池新材料の探索・酸化物薄膜の応用・半導体ヘテロ接合界面・カーボン材料の応用化合物系薄膜太陽電池及び薄膜新材料の研究電⼦情報システム⼯学科研究シーズ共同研究・外部資⾦獲得実績社会貢献実績研究キーワード太陽電池・化合物半導体・薄膜・カーボン材料【先生の学問へのきっかけ】新しい材料が生かせるものとして太陽電池の研究を始めましたが、薄膜の新材料はさらに大きな展開が期待されるようになりました。•ヘテロ接合の形成・評価技術•薄膜の形成・評価技術(MBE,CBD,CVD,など)•ナノ材料の形成・評価技術(CNT,グラフィン,ZnOナノワイヤー)•多元系化合物の合成・評価技術(Cu2ZnSnSSe4,Cu2GeSnS3,CuInGeSSe2など)•XPS,EPMA,EDX,TEM,SEM,AFM,STM,Raman分光な•膜太陽電池の作製・評価技術ナノテクノロジープラットフォーム実施責任者先端研究基盤共用プラットフォーム形成事業代表者(H27まで)薄膜太陽電池の基本構造(太陽電池となる部分の厚さが数ミクロン程度)写真サイズ高さ4.35cm×幅7.5cm配置位置横11.4cm、縦2.85cm新材料により薄膜太陽電池を実際に作り、より性能の良い太陽光発電素子と製法の研究を行っている写真サイズ高さ4.35cm×幅7.5cm配置位置横11.4cm、縦8.15cm裏面電極層透明電極層光吸収層緩衝層表面電極基板本研究室で開発した薄膜太陽電池の顕微鏡像•薄膜を用いた電子部品用機能性材料の開発、企業等からの受託研究•Ge単結晶の開発、企業等からの受託研究•CIS系薄膜の近赤外センサー応用に関する研究、企業等からの受託研究•Ge単結晶の開発、企業等からの受託研究)34

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