工学部研究紹介2017|信州大学
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研究から広がる未来卒業後の未来像低温マトリックス単離装置写真サイズ高さ4.35cm×幅3.6cm配置位置横15.3cm、縦2.85cm生成物の光特性評価写真サイズ高さ4.35cm×幅7.5cm配置位置横11.4cm、縦2.85cm溶媒により溶液の色も発光も変化する写真サイズ高さ4.35cm×幅3.6cm配置位置横15.3cm、縦2.85cm⽥中研究室光はエネルギー源としての利用から情報通信分野に至るまで生活に不可欠なものとなっています。田中研究室ではその中でも紫外光と可視光によって引き起こされる化学現象を研究対象とし、現在は有機ハロゲン化物の光分解を実験および量子化学計算から考察しています。また、溶媒の違いや加熱により色や発光の変化する有機物(サーモクロミズム、ソルバトクロミズム、エレクトロクロミズム分子)の合成も行っています。量子化学計算に基づく分子設計により合成した化合物は、環境負荷の少ないクリーンエネルギーを生み出すことや、物質変換に利用されることが期待できます。これらの化合物は発光体(フォトルミネッセンス、エレクトロルミネッセンス材料)としての応用が考えられます。卒業生の半数近くは大学院へ進学しています。就職先は自動車、食品、化学、電気メーカーおよび公務員等と多岐にわたっています。田中伸明准教授助手、助教授を経て2007年から現職。主な研究分野は、光化学、計算化学。光があたると何がおこる?物質化学科研究シーズ共同研究・外部資⾦獲得実績社会貢献実績研究キーワード環境・エネルギー・化学【先生の学問へのきっかけ】オゾン層破壊についての記事を雑誌で読んだのがきっかけ。紫外光によって容易にフロンガスが光分解し、解離した塩素原子による連鎖反応が誘起されオゾンが減少するとありました。どうにかならないのかと思っていた時に受講した光化学の集中講義に関連した話題が出てきたため、大学院はその研究室に決めました。•有機化合物の光特性評価•金属粒子、金属酸化物粒子光還元作製•大気化学素反応シミュレーションh26

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