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03信州大学は、信州「知の森」を標榜しています。知の巨樹である教員たちから、知の根を下ろし始めた学生たちに至るまで、構成員一人ひとりが大小の樹となり、大学全体として森の姿になることが理想です。そうした知の森を育むためには、実際のキャンパスも緑豊かな、静謐な環境であって欲しいと願っていました。しかし、気がつくと本学の5つのキャンパスには実に様々な樹がありました。学内の樹はしっかりと大地に根を張り、あるものは天をめざして荘厳に立ち、あるものは枝を広げて学生に憩いの場を提供し、我々が目指すべき知について語りかけてくれているように感じました。そこで、本学にある樹について一人でも多くの方に知っていただきたいと、キャンパスにある樹について広報誌『信大NOW』での連載を、農学部の岡野先生と荒瀬先生にお願いしたところ、快く引き受けてくれました。しかも、樹木の専門家としてのみならず、小見出しや文章の見事さ、ここにも知の巨樹の一端を見た思いです。皆様には是非本冊子を持ってキャンパスの樹を訪ねていただき、樹と語り、豊かな時間を過ごしていただきたいと思います。信州大学副学長(広報、学術情報担当)笹本 正治信大キャンパスの樹※写真は松本キャンパス

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