PLANthefirst成果報告書(2011-2013_2013-2015)信州大学
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3131信州「知の森」づくりPLAN“the FIRST”2013-2015“specific method”国際科学イノベーション拠点担当OISHI Shuji大石 修治 文部科学省が公募した「地域資源等を活用した産学連携による国際科学イノベーション拠点整備事業」(平成24年度)に採択され、国際科学イノベーションセンターの建設とそこで用いる設備機器の整備を行うことができました。さらに、文部科学省および科学技術振興機構が推進する革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)事業「世界の豊かな生活環境と地球規模の持続可能性に貢献するアクア・イノベーション拠点」(平成25年11月にスタート)の研究開発拠点を順調に管理・運営することができました。Method 1国際科学イノベーションセンターの設置と研究開発環境の整備 研究開発拠点として「国際科学イノベーションセンター」を立ち上げ、COI STREAM事業の「世界の豊かな生活環境と地球規模の持続可能性に貢献するアクア・イノベーション拠点」を一つ屋根の下で推進する環境を整えます。Method 2国際科学イノベーション拠点の体制整備 アクア・イノベーション拠点(COI)事業は、信州大学の研究シーズをもとに学外者をプロジェクトリーダー(研究推進機構長)とすることを義務づけられ、将来のあるべき社会像を設定し、基礎科学から社会実装までを見据えた特別なプロジェクトです。信州大学としては、これまでに無い制度設計が必要となり、新たな体制整備を構築します。 Method 3アクア・イノベーション拠点の運営サポート 革新的な『造水・水環境システム』の開発をめざし、オールジャパン体制の強固な産学官提携組織でアクア・イノベーション拠点(COI)がスタートします。プロジェクトの中核機関である信州大学が効率的で円滑な運営のサポートを行います。副学長12 平成24年度の補正予算で採択を受けた整備事業(総額64億円)を着実に実行し、「国際科学イノベーションセンター」を設置できました。革新的な研究開発を推し進めるアクア・イノベーション拠点(COI)を形成し、活動する体制整備を図ることができました。COI事業に参画あるいは関連する企業等が国際科学イノベーションセンターに入居するために設置したレンタルスペースは、研究開発等への有利性・利便性が高評価され、ほぼ満室の状況です。研究開発を推進する環境を整備することができました。自己評価S 信州大学長野(工学)キャンパス内に中核拠点を置き、学外者がプロジェクトリーダーとなるアクア・イノベーション拠点(COI)事業の推進は、信州大学の支援が不可欠です。「アクア・イノベーション拠点(COI)」とその活動場所である「国際科学イノベーションセンター」の両事業活動を円滑に推進するための組織として、学長をトップとする「国際科学イノベーション推進本部」を新たに信州大学内に設置し、事業の推進を図る体制を構築しました。「国際科学イノベーション推進本部」は、「アクア・イノベーション拠点(COI)」と「国際科学イノベーションセンター」を機能的に結び付けています。自己評価S アクア・イノベーション拠点(COI)では、信州大学、企業、国立研究開発法人等、産学官機関の研究開発者が参画し、オールジャパン体制で基礎研究から社会実装までを一貫して遂行します。その円滑な推進のために、施設管理委員会と機器管理委員会を設置しました。さらに、研究推進部にアクア・イノベーション拠点支援課を新設し、国際科学イノベーションセンターの事務をつかさどるとともに、アクア・イノベーション拠点(COI)を運営するサポート体制を構築しました。自己評価A【Method1】 国際科学イノベーションセンター開所【Method1】 スーパーコンピューター【Method3】 産学官連携による運営アクア・イノベーション拠点の中核施設となる「信州大学国際科学イノベーションセンター」を新設しました。(写真は開所式の様子)スーパーコンピューターを導入し、高度なシミュレーションによる材料解析や、材料設計を行います。サイトビジットの際の上田新次郎プロジェクトリーダー(日立製作所インフラシステム社・技術最高顧問)を含めた企業研究者の様子。【国際科学イノベーション拠点に関する目標】地域資源を活用したイノベーション創出の推進

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