PLANthefirst成果報告書(2011-2013_2013-2015)信州大学
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02-信大改革のグランドデザイン-ガバナンス改革による遠距離多分散キャンパスを越えた教育研究の高度化グローバル人材、理工系人材の輩出グローバル化、イノベーション創出学術研究院(教員組織)ガバナンス改革先鋭領域融合研究群グローバル化(世界水準の国際研究拠点の形成)ミッションの再定義に基づく人材育成の強化のための全学的改組・再編教育組織改革、カリキュラム改革、ガバナンスの発揮◦世界水準の水資源工学及び先端ファイバー工学の教育分野を強化。同分野のイノベーション創出人材の育成のため、新しい理工学系の研究科へ再編・理工学系研究科、農学研究科を統合  →総合理工学研究科へ(現定員503を大幅増)・工学部:既存7学科  →5学科(エネルギー複合材料、水浄化・水循環再利用などの新分野)を設置・繊維学部:既存4系9課程  →4学科(高分子・繊維材料、先端ファイバー工学などの新分野)を設置◦産学官にわたりグローバルに活躍するリーダー養成 (リーディング大学院 M,D一貫)・「ファイバールネッサンスを先導するグローバルリーダーの養成」・学内版「サスティナブルソサイエティグローバル人材養成学位プログラム」◦国際通用性ある人材育成・全学生(約12000人)及び教職員の国際通用性を強化するため、  グローバル教育推進センター設置  (国際交流センターの再編・拡充・機能強化)・日本人学生の海外留学、外国人留学生受け入れの戦略的推進をはじめ、   信州大学のグローバル化を牽引 ・1年次共通教育システム・組織(全学教育機構)を全面的に見直し、  グローバル教養教育が展開できる組織 《高等基礎教育推進機構(高等  基礎教育部)》に再編・グローバル教養教育カリキュラムの編成と実施・理工系6年一貫教育のための基礎教育、英語使用の教養授業の実施◦各学部強化のための改組・再編・法曹法務研究科募集停止・18歳人口の減少を見据えつつ、6年一貫教育の徹底を目指す・経済・法律系分野の強化・グリーンサイエンスの考え方に基づく理学・数理自然情報学分野の強化・農学生命科学を基軸とする農学教育の強化・工学系学部に先端技術系の新学科開設・今後10年間の長野県の教員需要を睨んだ教員養成課程の整備・教育学部卒業生の、理工学系研究科、人文・社会科学研究科などへの進学の促進・教職大学院設置:実践型教員養成機能への質的転換・理工学系研究科の再編(質と量の強化)・ストレートマスターも志向する大学院への改組  (人文・社会系の研究科統合)◦資源集中◦年俸制、若手教員の採用→育成◦ライジングスター教員制度◦海外招へい教員15名以上の研究、授業への参画◦主担当教員 約40名◦研究支援員の充実外部評価による研究所の継続・廃止世界水準の国際研究拠点の形成水循環再利用(COI)ファイバー工学分野複合材料科学分野人類の課題解決に資する新たな領域を創生教育研究組織や学内資源配分の恒常的な見直し入学定員の見直しに連動する教員の学系間異動(戦略的集中配置)研究重点教員修士課程教育の強化6年一貫教育グローバル人材の輩出理工系人材の輩出高い研究水準に裏付けられた高度専門職業人材育成イノベーション創出に資する理工系人材の育成◦3学域10学系に全教員が所属し専門分野に応じて教育組織 等を(主)担当◦学術研究院設置による、学長の全学教員人事マネジメント及び全学研究マネジメントの実現(学術研究院における学長リーダーシップの保障、学系長(部局長)選考に対する学長意見の発出制度など)◦教員の給与制の改革(年俸制〈H26'30名、H27'60名〉 インセンティブ制、ライジングスター教員制の導入)◦教員人材育成制度・業績評価制度の確立◦予算決算マネジメントの強化、役員による部局事業計画の評価に 基づく戦略的予算配分 5つの研究所○ 環境・エネルギー材料科学研究所○ カーボン科学研究所○ 国際ファイバー工学研究所○ 山岳科学研究所○ バイオメディカル研究所長野上田松本伊那【教育・工】環境・エネルギー材料科学研究所カーボン科学研究所改組・再編改組・再編改組・再編改組・再編【繊維】国際ファイバー工学研究所【人文・経済・理・医】バイオメディカル研究所【農】山岳科学研究所信州「知の森」づくり成果報告書PLAN“the FIRST” 2011-2013・2013-2015-持続可能な明日のために-信州大学長YAMASAWA Kiyohito5年間を振り返って PLAN“the FIRST”は、信州大学が先人達から継承した知識・文化といった財産を森と考え、この知の森を守り育み、更に大きなものとしたいと2011年から継続して取り組んできた事業です。  PLAN“the FIRST”を実施した5年間のうち、特に後半は、大学に対する社会の期待が高まり、抜本的かつ迅速な大学の機能強化が求められた時期となりました。幸い本学にはこの『PLAN』を中心に、執行部と教職員が一丸となって問題解決にあたる仕組みが出来上がっており、一見すると実行不可能ではないかというほどの大きな改革を、極めて短期間のうちに達成することができました。このような成果を上げることができたのは、改革の気概と、強い使命感・危機感を持って信大改革に取り組んでくださった教職員全員の力によるものと深く感謝しています。 本学は立ち止まることなく、『信大改革のグランドデザイン』に基づいた教育研究の高度化に取り組んでいます。今後は新学長の下で、本学が遠距離多分散キャンパスを克服し、全国、さらには世界へと広がる大きな知の森へと進化していくことを期待しています。 そして、いつも本学を支えていただいている地域・社会の皆様に心から感謝申し上げます。今後も本学は、地域・社会とともに歩んでまいりますので、引き続きのご支援を宜しくお願い申し上げます。

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