PLANthefirst成果報告書(2011-2013_2013-2015)信州大学
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15信州「知の森」づくりPLAN“the FIRST”2013-2015“specific method”産学官・社会連携/国際学術交流/情報担当MIURA Yoshimasa三浦 義正 リサーチ・アドミニストレータ(URA)、産学連携コーディネータ等の働きを基にした共同研究の増加、競争資金獲得策は、本学の研究力強化に繋がると共に、各地キャンパスのインキュベーション環境整備に繋がり、良い循環を構築できています。その結果、国際学術交流実績の向上も数値に表れ始めています。地域戦略センターの活動も軌道に乗りました。情報システム基盤ではクラウドの積極導入等により高度化・高耐障害性を図り、ワンセグ放送やWiFi情報配信システムを構築しました。また、ICカードによるライフログデータを収録し災害時に活用できる体制を構築しました。Method 1COI拠点施設の運用と、COI STREAM事業の運営の推進 オールジャパンの産学官連携体制で推進する研究を立ち上げ、2030年のビジョン達成を目標に、基礎研究から社会実装までを一貫して行う「世界の豊かな生活環境と地球規模の持続可能性に貢献するアクア・イノベーション拠点」の体制整備を進め、研究開発を軌道に乗せます。Method 4地(知)の拠点(COC)事業の各地キャンパスを核にした推進 学生が参画する地域活用・実践型教育プログラムを開発するとともに、地域の諸課題(過疎、文化、自然との共存等)解決に取り組むパイオニア人材を教育することによって、地域活性化の基礎となる地域協創知の森プラットフォームを構築します。Method 2URA体制のさらなる整備、共同研究支援の高度化 競争的資金の獲得のみならず、大型研究プロジェクトのマネジメントに於いてもURAの働きは重要になっています。プリ・アワードからポスト・アワードまでの研究支援を可能にする、持続可能な高度URA人材体制の構築を行います。 Method 3地域社会との連携に組織的に取り組む連携拠点体制 これまでの個対個の連携から、組織対組織の社会連携に変えていくための各地連携拠点体制を整備し、連携研究員の増員を図ることによって、より緻密な指導と連携事業の推進を行ってまいります。理事副学長04 「国際科学イノベーションセンター(1万㎡)」新設工事は工学部の協力を得て平成27年3月長野(工学)キャンパスに完成し、COI STREAM事業推進の大型拠点施設が整備されました。日立製作所、東レ等企業の全面支援を得るとともに、アクア・イノベーション拠点支援課が同施設内に設置され、本学のCOI研究マネジメント体制も整いました。COI STREAM事業ではフェーズワンの研究が順調に推移しています。また、先鋭領域融合研究群カーボン科学研究所及び環境・エネルギー材料科学研究所も同施設に入居しました。自己評価S 平成23年度に本学独自のURA室を設置し、URA人材の育成に着手しました。その結果24年度の「URAを育成確保するシステムの整備事業」の採択を得て、人材の確保を図るとともに、専門担当分野を割り当て、本学の強みを調査分析し戦略的な競争資金(プリ・アワード)獲得に努めました。その結果、COI、COC事業の獲得等大きな成果を得ました。現状では、先鋭領域融合研究群の事業とも連携し、ポストアワード研究マネジメントにも注力しています。自己評価S 学部の連携を含めると本学は50を超える自治体と連携協定を結んでいます。従来、地域課題には個々の教員が各人のスキルに応じて対応していましたが、大学としての窓口を明確化することと、全学連携体制で様々な課題に対応することを目的に、平成25年10月に地(知)の拠点としての「地域戦略センター」を開設し、各キャンパスにスタッフを配置しました。この拠点を基にCOC事業としての地域戦略プロフェッショナル・ゼミを開講し、地域課題解決人材の育成を推進しています。本学の社会連携の取り組みは、「全国大学の地域貢献度ランキング」3年連続総合1位という高い評価を得ています。自己評価S 上田、長野、松本等、各キャンパスの地域特性を生かした産学官連携推進が本学の強みになっています。経済産業省の支援を受けたインキュベーション施設(ハブ)を整備できたことにより、各地キャンパスの産学官連携コンソーシアム活動が活性化し、延べ500社を超える企業・団体の参加を得ています。また、平成23年度から始めた金融界との連携コーディネータ委嘱制度も300名を超える参加を得て、産学官金連携も地に着いた活動になってきました。自己評価S【産学官・社会連携に関する目標】産学官連携による研究推進を通した地(知)の拠点の構築新設の地域戦略センターによる組織的な社会連携の推進

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