PLANthefirst成果報告書(2011-2013_2013-2015)信州大学
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11信州「知の森」づくりPLAN“the FIRST”2013-2015“specific method”財務/研究/大学院/特命戦略〈大学院高度化〉担当TAKEDA Mitsuo武田 三男 学生が充実した学生生活を送り、教職員が誇りを持って働くことのできる豊かな信州「知の森」を目指してきました。財務に関しては、学内予算の適正な配分を目指すとともに、概算要求特別経費等が採択され大学改革加速期間中の方向性を示すことができました。研究に関しては、先鋭領域融合研究群の設置とその運営システムを確立することができました。個別の研究では、科研費獲得支援策を充実した結果、保有率・採択総額が過去最高になりました。大学院については、生命医工学専攻の新設を含む総合理工学研究科の設置を軌道に乗せることができました。Method 1概算要求や科研費等外部資金の確保のためのシステムの構築 全学的な視野に立って、研究マネジメントのもとに概算要求等の大型教育・研究予算の獲得及び教員個人の科研費やJST等の外部資金獲得のための提案力の向上に努めます。Method 2教育・研究、設備環境整備等へのバランスの取れた財務運用 学生の学修環境の整備、設備マスタープランによる教育や最先端研究のため学内共同大型分析機器等の計画的な導入と更新、駐車場整備等のキャンパスマスタープランの実現のための財務運用に努めます。Method 3世界的研究拠点「先鋭領域融合研究群」の形成 外部資金等により、カーボン科学、環境・エネルギー材料科学、国際ファイバー工学、山岳科学、バイオメディカルの5つの研究所を順次整備し、最先端の世界的研究成果を発信するとともに、世界の研究・教育を先導する研究者を育てます。理事副学長02 ⑴概算要求等:大学改革関連経費【特別経費(機能強化分)、学長リーダーシップ経費、大学改革強化推進補助金(特定支援型)】等が採択され、本学の特色ある研究が加速できました。⑵科研費等外部資金の確保:研究大学審査基準の指標を参考に科研費獲得のための支援策について検討を行いました。新たに、「全件アドバイザー制度」及び「研究力強化支援事業」を導入し、「A評価者支援事業」と「申請書の閲覧」等の取り組みを充実した結果、平成27年度においては、保有率及び採択総額が過去最高となりました。自己評価S 平成26年3月に5研究所から構成される先鋭領域融合研究群を設置し、本学の特色ある研究の具体的な充実と研究マネジメントの方向性を示すことができました。先鋭領域融合研究群では、国立フィンランド測地研究所、全南国立大学アラン・マクダイアミッドエネルギー研究所、浦項工科大学校、精華大学ナノ・マイクロメカニクスセンター等の海外の研究機関との学術交流協定を締結し、グローバルな教育研究リーダーの育成を進めています。自己評価S ⑴部局別決算分析:部局別バランスシートの解析と表示項目及び方法を検討し、平成25年度決算より、「部局別財務レポート」として、財務内容の表示項目に「収入」及び「経費の主な増減要因」を追加し、各部局の財務計画に役立てる情報を提示することができました。⑵設備マスタープラン:全学的見地から優先順位等を検討し、大学改革基盤強化促進費に先鋭領域融合研究群に係る設備整備を重点的に3件を申請し、うち「バイオメディカル研究所」設置に伴い必要となる基盤整備が採択されました。⑶図書館再開発予算等、学習環境整備に学内予算を確保し再開発を実施できました。自己評価A【Method2】 財務レポート【Method3】 フィンランド測地研究所との共同研究【Method4】 研究マネジメント改革【Method6】 ファイバールネッサンスを先導するグローバルリーダー養成プログラムレーダーチャートの作成等、様々な角度から分析を行い、バランスの取れた財務運用を行っています。本学の山岳科学研究所と国外の4機関で宇宙からのレーザー測定に関する共同研究を行っています。学術研究院と先鋭領域融合研究群の連動により研究力を不断に高めるシステムを構築しました。学術交流協定校のBOKU(オーストリア天然資源大学)における学生ワークショップの模様。53.37 54.68 56.25 65.29 51.62 49.40 44.89 050100教育経費率研究経費率教育研究支援経費率外部資金比率人件費比率診療経費比率一般管理費比率【業務費別レーダーチャート】【信州大学全体】※国立大学法人中規模病院有25大学との比較(基準値:50)太線は前年度を示す。【財務に関する目標】教育・研究経費の確保とバランスの取れた財務運用【研究に関する目標】卓越した研究の集結と基盤研究の充実によるワンランクアップ(研究大学)

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