PLANthefirst成果報告書(2011-2013_2013-2015)信州大学
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09信州「知の森」づくりPLAN“the FIRST”2013-2015“specific method”教務/入学試験/国際教育交流/部局間調整担当 AKAHANE Sadayuki 赤羽 貞幸 教育改革では、教育組織と教員組織の分離、各学部のミッションの再定義を経て育成する人材像を明確にした6学部の改組を決定しました。組織の改革と並行し、豊かな学びの質を保証する全学共通のシステムづくりを行い、成績評価の厳格化やカリキュラムの体系化の見える化を図りました。教育の質的転換に向けては、自律的な学修習慣をつけるためにアクティブラーニングの推進、ラーニング・コモンズなどの学びの空間整備を行いました。また、全学的にグローバル教育を推進するためにグローバル教育推進センターをスタートさせました。【教務に関する目標】豊かな学びと教育の質を保証する「知の森」づくりMethod 1学びの質保証の推進と教育の質的転換へ 教育組織の責任と任務を明確にし、教育組織の見直し、各種学位プログラムの企画、成績評価の厳格化、DPとの関連を明確にした授業シラバスへの改訂、ナンバリング、学年暦の見直し、教育改善のFD、ICT利用などを推進し、教育の質と量を保証する教育システムを創ります。 Method 4信州における高等教育の拠点として 長野県における唯一の総合大学として、5キャンパスを有効に活用し、広い分野と高い専門性をもった多くの人材によって、地域の人々とのつながりをもった教育研究活動を推進し、地域社会に貢献します。Method 2自律的な学びを促進する初年次教育と共通教育の充実 自律的な学修の習慣を助長するために信大方式のGPA制度やICカードによる出欠確認を導入し、きめ細かな修学指導を開始します。大学生としてのスキルを習得する初年次教育ゼミを充実し、27年度実施の共通教育新カリキュラムを開発します。  Method 3信州の地を活かし、人との関わりを通して人間力の育成を 少人数授業などでのアクティブラーニング、信州の自然歴史文化を活かした学び、インターンシップなどを通しての教育活動とともに、体力・気力あふれる大学時代に、節度ある自主的な活動への参加を推奨し、人間力の醸成を図ります。理事副学長01 教育組織を見直し、平成27年度に理学部と農学部の改組、平成28年度に教育学部、経済学部、工学部、繊維学部の改組が決定しました。学部改組と並行し、全学的なGPA制度の導入、成績評価分布の教員・受講生までの公表、DPと関連づけたシラバスガイドラインの改訂、ナンバリング導入、e-Learning システムの活用、年間のべ1000名を超えるFDなどを実施し、教育の質と量を保証する教育システムを創りました。自己評価S 平成26年度からICカードによる出席確認システムの運用、平成26年度入学生から導入したGPAを用いて各学部が工夫をこらした修学指導を開始しました。平成27年度から実施した共通教育新カリキュラムでは、人間力やコミュニケーション力育成をねらう「教養ゼミ」の必修化に向けた開講数の拡充、大学生としての基本的スキル習得のための「大学生基礎力ゼミ」を11コマ(定員220名)開講するまで拡充しました。自己評価A 長野県下5キャンパスで市民開放授業、出前講座、教員免許状更新講習、その他公開講座や放送公開講座等を行うとともに、専門家として地域社会の課題解決のために、数多くの審議会委員として協力する等、長野県の高等教育の拠点としてその役割を果たしています。これらは、日本経済新聞社産業地域研究所が実施している「全国大学の地域貢献度調査」でも評価され、平成24~26年度3年連続全国1位にランキングされました。自己評価S 信州の自然歴史文化を活かしたフィールド学習は、毎年約150科目が開講されました。平成25年度地(知)の拠点整備事業(COC)に採択され地域戦略センターが設置され、開講されている地域志向関連科目の現状把握を実施し、地域志向教育の体系化と必修化に向け活動しています。地域でのインターンシップには毎年250名程度の学生が参加し、また課外活動には1年生の9割近い学生が参加し、人間力の醸成を図っています。自己評価S

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