信州大学案内2015
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Introduction Faculty of Arts新しい人文学部へ 「社会における情報化の推進や情報産業を担うための新しい人間観、社会観」を養成する機能と「外国語運用能力と他国の言語文化に関する秀でた知識」を養成する機能を統合しました。分野を再編統合した新コース制による履修設計と、分野横断型の複数修学履修体制を強化し、人材養成を行います。少人数演習で鍛える 人文学部に進学し、新たに各専門分野に所属することになる学生数は1分野当たり1学年平均7名前後。しかも各分野のメインをなす実習や演習は通常2コマ以上開講されているので、特定の研究テーマをめぐって少人数による密度の高い集約的な授業ができます。国際交流―異文化にふれる 人文学部では現在(平成26年度)、中国、韓国などからの留学生13名(研究生などを含む)が学んでいます。人文学部生なら自由に参加できる外国語サロンでは、留学生との交流により外国語のコミュニケーション力を養いつつ、様々な国の面白い最新情報に接することもできます。一方、人文学部からは17名の学生が学術交流協定に基づく交換留学生として韓国、ベルギー、中国、アメリカ、ドイツ、フランス、イタリア、ポーランド、マレーシアなどで学んでいます。平成25年4月より、これまでの2学科から1学科7コースへ改組しました。人文学部人文学科人文学科哲学・芸術論コース●哲学・思想論分野●芸術コミュニケーション分野文化情報論・社会学コース●文化情報論分野●社会学分野心理学・社会心理学コース●心理学分野●社会心理学分野歴史学コース●日本史分野●東洋史分野●西洋史分野比較言語文化コース●比較文学分野●中国語学・中国文学分野●ドイツ語学・ドイツ文学分野●フランス語学・フランス文学分野英米言語文化コース●英語学分野●英米文学分野日本言語文化コース●日本文学分野●日本語学分野●日本語教育学分野ソリューション系受容力、思索力、問題解決能力の涵養コミュニケーション系コミュニケーション能力、外国語能力、メディアリテラシーの涵養クリエーション系開拓力、批判力、企画構想力の涵養各履修コースに、導入科目から発展科目に至る修学プロセスに対応した科目群(カテゴリー)を設定し、専門分野の諸能力を段階的かつ着実に習得させます。信州大学と、所属学部を志望した理由は?国語の授業が好きで、日本の文学や言葉について学びたいと思っていましたが、それはまだ漠然としたものでした。そのため、学問分野が幅広く、分野の選択までに1年間猶予のある、信州大学人文学部を選びました。好きな授業は?日本語史の授業です。「平仮名や片仮名はなぜ、どのように生まれたのだろう?」「濁音って何だろう?」…私たちが普段何気なく使っている日本語について、学び、考える授業です。ぼーっとしていたら気付けない、日本語の面白さに魅力を感じました。今がんばっていることは?専攻分野のゼミ(演習)です。古い辞書をたくさん引いたり論文を読んだりして調査し、考え、レポートを作成して発表する、というのはなかなか大変です。でも、研究すればするほどまた新たな疑問が湧いてきて、とても楽しいです。学びの中で充実感や楽しさを感じることは?学べる分野が幅広いので、これまで特に興味を持っていなかった学問にも触れることができ、様々な分野の知識や考え方を吸収できるという点で充実しています。また、私たちが普段、当たり前だと思っていることにメスを入れ、学び、考えるというプロセスがとても楽しいです。信州大学をめざす人へひとこと!緑豊かな信州で、個性豊かな仲間と幅広く学ぶことができます。もちろん、勉強だけでなく、サークルやアルバイト、留学、ボランティアなどにもぜひチャレンジしてください。皆さんと学生生活をともにできることを楽しみに待っています。人文学科 日本言語文化コース日本語学分野3年 赤あか羽はね 夏なつ美みさん出身地/長野県(長野県松本深志高等学校卒)研究するほど新しい疑問が湧いてくる。それが、とても楽しい。VOICE!知を運用する力、機動する知、心と思考、技と行動の「実践知」をしっかりと身につけた「人ネオ・文フマニスト人」を育成します。SHINSHU UNIVERSITY12

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