工学部案内2016|信州大学
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38香山:理系の女子ってまだまだ少ないと思うのですが、中村さんが在籍している機械システム工学だと特にそうではないですか?中村:そうなんです(笑)。私の学年は女子は私一人なんですよ。杉村:私も同学年の女子は私を入れて、二人でした(笑)。高梨さんは学生時代、建築学科だったということですが、どうでしたか?高梨:今も同じだと思うけれど、建築は5分の2くらいは女子でした。香山:学科によって違うんですよね。中村さん、杉村さんは女子が少ないことで困ったことはありましたか?中村:最初は女子一人で不安でしたが、先生もすごく気にかけて下さって、いいことも多かったかもしれません。杉村:信州大学は、どの学部も1年の時は、松本キャンパスで一般教養を学ぶので、他の学部の女の子たちもたくさんいたのがよかったですね。香山:今日は、理系女子特別企画ということで、卒業生と在校生、そして、私の4人で信州大学工学部での学びや生活などについて、本音で話していきたいと思います。何でも気兼ねなく話していただければと思いますので、よろしくお願いします。中村:そうですね。杉村:その1年間で男の子たちとも仲良くなれたので、2年生から長野キャンパスで女の子が少なくても、そんなに困ったことはなかったです。中村:私の学科では、定期的に女子会が開かれています。同じ学科の先輩、後輩、そして、OGの先輩方に困ったことを相談できるので、良かったです。高梨:私が在学していた頃は、まだまだ女性の先生は少なかったけれど、今はどうなんですか?中村:増えてきていると思います。高梨さんが在籍していた建築でも今では女性の先生もいらっしゃいますし、工学=男子というのは変わりつつあると思います。香山:杉村さんは滋賀出身で一人暮らしですが、長野での生活はどうですか?杉村:滋賀より寒いし、4月に入っても雪が降って、びっくりもしました。でも、治安はいいし、長野には季節毎に地元の旬な食材があるので、それを買えて、食べれるというのは本当に素敵なことだと思いました。高梨:私も大学時代は一人暮らし。長野というとどうしても冬、雪というイメージが強いけど、夏はからっとしていて、涼しく、過ごしやすい気候だよね。Teacher, graduate, and student ‘s discussion座談会参加者理系女子特別企画情報工学科 教授香山 瑞恵長野県出身。ヒューマンコンピュータインタラクション研究グループにおいて、学習支援工学を担当している。北野建設株式会社(工学系研究科 修士課程 社会開発工学専攻 卒業)高梨 絢乃富山県出身。工学部で建築を学んだ後、北野建設株式会社に勤務。理工学系研究科 機械システム工学専攻 修士1年中村 理香長野県出身。機械システム分野において、熱分野の研究に取り組み、大学院修士課程に進学。理工学系研究科 電気電子工学専攻 修士1年杉村 佳奈子滋賀県出身。太陽光や水力などの再生可能エネルギーを用いた発電方法において、より損失を減らすための研究に取り組んでいる。 座談会

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