工学部案内2016|信州大学
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Yoshio Hashimoto電気電子工学科 教授橋本橋本佳男11薄膜太陽電池における新材料を生み出し、広く社会に貢献する。 白熱電球と比較して効率が5倍、寿命は10倍となる白色LEDの生産においては、基板材料として用いられる高品質で安価なサファイアが今後大量に必要となります。しかし、サファイアは無色透明な結晶で融点は二千五十℃であり非常に高温での結晶育成が求められます。研究においては現在、直径2インチのサファイア単結晶育成に成功しており、国内外から注目を集めています。 将来のサファイア基板供給を支え、白色LED照明の普及に貢献するために、結晶育成技術の確立に向けて、日々、努力を行っています。未来の地球環境のために、できることを行っていく、その意志こそが明日を拓いていくと信じて、今日も進んでいきます。白色LEDに必要なサファイア結晶を生み出し、地球環境に貢献していく。Together with nature, finding ways to survive. 薄膜太陽電池に使用されている従来の光吸収材料、透明伝導材料などの代わりとなる新材料を探索しています。 新材料開発において重要なのは、社会に広めていく意識、そのためには低コストであることが欠かせません。低コストで環境にやさしい材料を通して、持続可能な社会の構築に貢献していきたいと思います。私たちが生み出した材料がより良い未来社会の役に立つことができる、そのやりがいは非常に大きいです。し、inori TaishiTosh援部門 准教授研究支援太子太敏則敏

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