工学部研究紹介2016|信州大学
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寺沢研究室考えてみて下さいねこんな授業もやっています外国語教育LOOK,SEE,LISTEN,HEARそれぞれの語の中核的な意味をあらわすコア図。このイメージを押さえておくと英語の理解が早いこの日はゲストをお招きしました語の顔とでもいうべき全体像を捉えることを目指し、英語基本語のコア(中核的意味)分析を試みています。例えばRUNは「ある方向に、連続して(すばやくなめらかに)動く」と設定します。これが「小川」のコンテクストに入ると「流れる」となります。「靴下」のコンテクストでは「伝線する」となり、「鼻」のコンテクストでは「鼻がでる、垂れる」となります。「RUNイコール走る」と覚えていただけでは解釈できない英文を理解するのにコア分析は役立ち、辞書や教科書に採用されています。問1.seeとlookはどこが違う?なぜ“?Canyoulookatthewhitehouseoverthere?”は不自然なのでしょうか。また“Ilookedbutdidn’tseeanything.”と言えるのに、なぜ”Isawbutdidn’tlookatanything.”とは言えないのでしょう。問2.lookはat,up,down,back…など、多くの前置詞を取りますが、listenはtoが主です。なぜでしょうか。ヒントは右の絵の中にあります。答えは、ぜひ授業に来て尋ねてみて下さいね!映像文学作品で人生を学ぼう。映像と英文シナリオ分析し、メッセージを読み解くことを目標にしています。心に残る映像作品を通して、皆さんの生き方や、「人間とは何か」という永遠の問について考えてほしいと願っています。寺沢才紀教授信州大学教養部講師等、1995年工学部助教授を経て2007年より現職。研究分野は、基本語の意味空間の探求・応用言語学・映像論。様々な授業を展開している。英単語には顔があるRUNイコール「⾛る」ではない!当研究室および共同研究企業で育成した機能性単結晶。サファイア(左端、右端)やシリコン(中央)などの半導体単結晶育成を実現サイズW7.5cm×H4.35cm配置位置横11cm、縦2.5cm左:引き上げ法結晶育成装置による実験中の写真。覗き窓から炉内を観察している。右:ゲルマニウム単結晶育成中の炉内の様子研究支援部門研究⽀援太⼦研究室研究から広がる未来卒業後の未来像当研究室では、サファイア等の酸化物単結晶やシリコン等の半導体単結晶の育成と評価を中心に研究・開発を行っています。単結晶とは原子が三次元的に規則正しく周期的に並んだ結晶であり、電気的、光学的、機械的に均一な材料です。単結晶を使ってパソコン、携帯電話、LED照明等に必須な電子部品が作られます。バルク単結晶育成に関係する研究者は少なく、当研究室はこの分野で日本を代表する一研究機関として脚光を浴びています。研究の一部は、工学部共同研究部門の干川圭吾特任教授と協力して進めています。当研究室では、環境保全に貢献する『グリーンマテリアル』単結晶育成に注力しています。その中で炭化ケイ素(SiC)は、省エネに寄与する低損失パワーデバイス用の基板としての利用が期待されています。現在、溶液成長による結晶の長尺化、高品質化を目指しています。他の機能性材料においても、当研究室発の単結晶やその育成技術が環境や次世代社会に貢献できるよう、日夜努力しています。当研究室の研究は近い将来必要となる単結晶育成の研究開発の要素を多く含んでいます。学生は実用的な研究を通じて、実践的な技能を身に付けています。卒業後に、企業にてそのような現場で活躍できる学生を多く輩出することを目指します。太子敏則准教授信州大学産学官連携研究員、東北大学金属材料研究所助手、信州大学カーボン科学研究所助教を経て2011年より現職。研究分野はバルク単結晶育成や結晶欠陥評価半導体・酸化物機能性単結晶の成⻑と評価・解析を通して学術・産業界への貢献を⽬指す69

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