信州大学USRレポート2014-2015
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10SHINSHU UNIVERSITY SOCIAL RESPONSIBILITY REPORT 2014−2015グローバル視点English Camp Ⅲで英語力向上と異文化理解 2014年5月3日(土)~6日(火)のゴールデンウィークに第3回目となるEnglish Campを実施しました。 入学したばかりの1年生16名を含む学生25名は、アメリカ人講師、カナダ人講師、オランダ人アシスタント2名と一緒に、3泊4日の英語漬け環境を過ごし、楽しみながら英語でコミュニケーションを図る自信をつけました。 今回のキャンプは、緑豊かな屋外を走り回ってゲームをしたり、海外旅行の出国から入国までを旅行客や客室乗務員などの役を演じながら英語で話したり、様々な場面で使う英語を学びました。フィンランド測地研究所主催の国際共同研究に参加 2014年5月に国立フィンランド測地研究所と大学間協定を締結し、フィンランド測地研究所、ヘルシンキ大学、アルト大学、オウル大学と、宇宙からのレーザー計測に関する国際共同研究を開始しました。 2014年6月には山岳科学研究所長の加藤正人教授と研究室の大学院生を中心とする6名の学生が2週間、フィンランドを訪問しました。フィンランド測地研究所や最先端の設備を見学した後、国際的なレーザー研究の調査地であるヘルシンキ郊外のEvoに移動し、高度技術の習得と国際交流を行いました。また、2015年1月には、信州大学に同研究所の所長らを招き、国際共同研究セミナーを実施しました。グローバル教育推進センターの設置 信州大学の全学的なグローバル化を推進することを目的に、国際交流センターを組織再編し、新たにグローバル教育推進センターを2015年4月に設置します。従来国際交流センターが担ってきた機能に加え、グローバル教育の導入により国際社会で広く通用する人材育成に取り組むとともに、海外の協定校等との連携により正規留学生受入を強化し、学生の海外派遣についても実践的外国語教育を推進しつつ強化していきます。 世界から集い信州で学ぶ留学生 世界29カ国から300名を超える留学生が学んでいます。約250名の正規生に加え、協定校から派遣された交換留学生や、大学または大使館から推薦された日本語・日本文化研修留学生(日研生)、日本語・日本学短期プログラムに参加する短期留学生も大勢学んでいます。(2014年5月現在)世界に広がる人的ネットワーク 世界で活躍する同窓生、在籍中の留学生、国際交流に関心のある日本人学生や教職員らの交流と相互発展の拠点として、国際交流同窓会を設立しました。2012年までに松本本部、ソウル、上海、北京に支部を設立し、2013年にはタイ支部を設立しました。信州大学と世界とをつなぐ人的ネットワークをさらに拡大・充実させていきます。ファイバー工学分野のリーダー養成、リーディング大学院 平成25年度文部科学省博士課程教育リーディングプログラム(オンリーワン型)に信州大学の「ファイバールネッサンスを先導するグローバルリーダーの養成」プログラムが採択されました。 繊維・ファイバー工学分野における高度かつ総合的な専門性を有し、広い科学技術的視野と国際的視野、分野間のコーディネート力、技術力だけでなく人間力を見抜く力を備えた、産業界で活躍する「ファイバールネッサンスを先導するグローバルリーダー」の養成を目的としています。 2014年から学生の受入が開始され、第1期生8名のプログラム履修生を受入れました。海外との知的・人的交流を拡大・充実  世界各国の大学・研究機関と国際交流協定を結び、相互に協力しながらグローバルに教育研究を推進しています。(大学間交流協定:24ヵ国75協定、学部間交流協定: 24ヵ国70協定(2014年12月現在)) 今後も、海外との交流を一層充実させるとともに、各協定に基づき、積極的な学術交流、学生交流を展開していきます。最近の交流協定・ ナレースワン大学 (タイ) (2014.4)・ 繊維学部とモロッコ繊維衣料工業高等学院 (モロッコ)(2014.7)・ 大学間交流協定一覧: http://www.shinshu-u.ac.jp/ institution/suic/aboutus/intlact/ agreement/agreeuniv.html・ 学部間交流協定一覧: http://www.shinshu-u.ac.jp/ institution/suic/aboutus/intlact/ agreement/agreefacul.htmlEnglish Campで交流を深めながら英語を学びます。留学生ガイダンスに参加する留学生とサポート役(チューター)の日本人学生研究者の国際学術交流を推進 研究者の国際学術交流活動をより強力に推進・支援していくことを目的として、2013年4月、研究推進部に国際学術交流室を新設しました。 国際化推進のための施策や国際学術交流事業、海外向けの学術広報等に関して審議を行う国際学術交流委員会も同時に設置され、研究者の国際学術交流を全学的に推進していくために必要なミッションの明確化、アクションプランの設定などを進めています。平成26年度より、国際学術交流、研究力強化を目的として教員海外派遣支援事業、外国人研究者招へい支援事業を始めました。タイ支部(バンコク)で行われた国際同窓会(2014.8.30)人類社会の諸課題とファイバー技術を結びつける俯瞰力基礎研究から 応用研究、製品化・事業化研究までを繋ぐ能力先進的なプロジェクトマネジメント能力異分野、異業種のグローバルな橋渡しにより新しい価値を創出出来る能力繊維・ファイバーに関する専門知識・応用力ナレースワン大学との交流協定調印式豊かな北欧の森でのレーザーセンシングの国際共同研究モロッコ繊維衣料工業高等学院との交流協定調印式

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