信州大学USRレポート2014-2015
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9SHINSHU UNIVERSITY SOCIAL RESPONSIBILITY REPORT 2014−2015グローバル視点米国視察で訪問したウィスコンシン州立大学マディソン校でのディスカッション先鋭領域融合研究群で世界レベルの研究を推進 信州大学の特色ある研究領域(カーボン、環境・エネルギー材料、ファイバー工学、山岳科学、バイオメディカル)に資源を集中配分して「先鋭領域融合研究群」を設置しました。 学内の若手研究者育成及び外部の卓越研究者の招へいにより、大学総体の研究力アップを図ります。 研究群を教育改革、組織改革、研究力強化につなげ、持続可能な社会の構築にグローバルに力を発揮する人材、日本の産業界を牽引し成長の原動力となる人材を育成します。カーボン科学研究所 21世紀炭素イノベーションの創出に向けて、我が国産業のコアコンピュタンスとなりうる新技術や素材開拓を進めるとともに、ナノカーボン分野の世界トップレベルの研究を行い、環境・エネルギー、バイオ・医療、ICTなどの広範な分野に寄与することを目指します。国際ファイバー工学研究所 繊維工学の基盤に始まり、生物系、材料系、機械・ロボット系及び感性系といった関連分野を包括し、ファイバー工学分野において世界を先導する研究資源を利用することで最先端の革新的繊維技術を開発することを目指します。バイオメディカル研究所 生命科学、医療及び環境に関する研究を有機的かつ学際的に融合させ、未曾有の超高齢化社会への対応や日本が引き続き競争力を維持するための総合的な生命医学研究のイノベーションを創出することを目指します。山岳科学研究所 地球規模での気候変動に伴う山岳地域における喫緊の環境問題を科学的な研究基盤に立脚して解決し、自然環境再生、保全、活用及び防災を実践することのできる山岳地域の自然環境と人間活動との融合の方策を探ることを目指します。環境・エネルギー材料科学研究所 圧倒的な省エネルギーと低環境負荷に資する材料を創成するために、革新的な材料科学間及びその周辺分野をクロスブリード(X-Breed)させ、従来の手法では解決困難な課題を打破し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指します。特別教授を積極的に海外から招へい グローバルな視野からの研究を加速するため、海外等からの著名な研究者を招へいし、信州大学の強みや特色を生かして世界的な研究拠点を目指す研究群の、研究教育活動の一層の推進と活性化を図っています。ライジングスター(RS)制度の新設 研究群に配置した本学研究者の中から、特に優れた若手研究者を「ライジングスター(RS)研究者」として認定する制度を新たに設けました。新進気鋭のRS研究者を真の星(スーパースター研究者)に養成することを目的とし、意欲的にRS研究者間のクロスブリードを推進することで、新学術領域創成とコア技術を育成するタレントイノベーションを戦略的に推進しています。マレーシア国プトラ大学との学術交流外部評価組織助言・定期的な評価支援カーボン科学研究所環境・エネルギー材料科学研究所国際ファイバー工学研究所山岳科学研究所バイオメディカル研究所ヒト環境科学研究支援センター先鋭領域融合研究群

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