理工系研究紹介2015|信州大学
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太陽エネルギー利⽤技術及び関連材料の研究ミョータンテイMyoThanHtay助教ヤンゴン工科大学卒信州大院工学博士研究分野:・化合物系半導体材料の作製と応用・透明導電材料の作製及び応用・太陽エネルギー利用技術環境にやさしい新材料の探索として、酸化亜鉛(ZnO)ナノ結晶の研究を行っている環境にやさしい作製プロセスの研究も行っている写真サイズ高さ4.35cm×幅7.5cm配置位置横11.4cm、縦8.15cm本研究室で開発した超音波噴霧熱分解装置本研究室で開発した太陽集光加熱装置本研究室で開発したナノ材料の様々な構造電気電⼦⼯学科Myo研究室研究から広がる未来卒業後の未来像環境Environmental⼯学部活性根腐朽根Φ5.0cm森林土壌採取用100ccサンプラー採水部の概要土層内部での雨水の挙動の観測:根系周辺活性根腐朽根Φ5.0cm森林土壌採取用100ccサンプラー採水部の概要土層内部での雨水の挙動の観測:根系周辺森林の土砂災害抑制機能その限界の定量化に向けた研究の推進(森林は、我々の生活をどれだけサポートしてくれるんだろう?)崩壊によりむき出しになった樹木根系(森林の崩壊抑制効果はどこまで期待できるの?)平松研究室森林科学科平松晋也教授高知大学農学部助教授を経て、2005年より現職。研究分野は砂防学で、崩壊や土石流の発生メカニズムや予測手法に関する研究を行っている。(写真)霧ケ峰高原で実施した登山道侵食に関する現地観測と散水実験。一連の研究成果は、(公社)砂防学会から優秀発表論文賞を授与された災害に強い快適な⽣活圏と持続可能な⽣物⽣産基盤の創⽣を⽬指して農学部環境Environmental研究から広がる未来卒業後の未来像平松研究室では、“山岳地域での土砂生産・流出の原因や土砂災害の対策”に関する研究を行っています。崩壊や土石流などによる土砂災害の発生のメカニズムをはじめとして、森林斜面の土層内に分布している樹木の根系や土の中に形成されたパイプの存在が斜面の安定性に及ぼす影響度評価や森林の伐採が土砂生産に及ぼす影響など、森林の土砂災害抑制機能の定量化やその限界を明らかにしようとした研究も行っています。最近では、一度発生すると大規模災害を引き起こすことになる深層崩壊のメカニズム解明に向けた研究を開始しています。基礎学力と応用力を身につけるだけではなく、論文作成を通して文章作成やコミュニケーション能力を身に着けた4年生・大学院生は、主に国や県、建設関連企業の技術者として活躍しています。研究室では、流域内で生産されたり流出する有害な土砂を効率的にコントロールすることにより地域住民の人命や財産を守ることを目的とした研究をしています。最近多発している大雨によって、全国各地で土砂災害が数多く報じられており、本分野は以前にもまして重要になっています。自然の猛威に打ち勝つことはできないかもしれませんが、その力をうまくコントロールすることのできる手法や技術を開発することにより災害に強い快適な生活圏と持続可能な生物生産基盤の創生が可能となります。橋本教授とともに半永久的に存在する太陽エネルギーの有効活用技術の発展につながる基礎研究を行っております。特に、太陽の光を集めて得られる高密度なエネルギーの活用する技術を開発し、環境調和材料の創成に応用する研究を行っています。太陽エネルギーを積極的に活用することによって持続可能な社会の構築に貢献できます。環境調和材料の創成及び応用範囲を開拓することで、環境負荷の軽減につなげます。激変する時代に対抗できる普遍的な科学技術を追求することで、よりよい未来を築けます。太陽エネルギーの活用技術を理解することで学生自身の成長を促進し、卒業後は、自然環境に順応できる技術者として世界で活躍できる可能性へつながります。22

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