ミッションの再定義に基づく教育研究の高度化・機能強化|信州大学
42/48

41― 4.研究推進の方向性 ―食品免疫学や応用微生物学など生命科学の分野における研究実績を生かし、工学系・医学系の知見を活用しながら先端的な研究を推進する。またリモートセンシングや環境評価などの実績を生かし、環境と調和のとれた山岳域や中山間地域の発展に関する研究を強化する。加えて、蚕、桑をはじめとする我が国有数の繊維生物資源をもとに生物工学技術を駆使することにより、スパイダーシルクなどの新たなバイオファイバー素材の開発に向けた研究を推進する。また、先進植物工場において、民間企業との連携による革新的な植物生産技術の開発を推進する。○機能性食料開発学分野は農学部の中核的研究分野で地域生物資源利活用の分野における研究実績を上げている。(URL…http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/agriculture/institutes/crefas/)○農学、酪農、畜産分野の論文数は国内においてトップクラスであり、また食品化学、食品技術分野では被引用数が高い。(Web of Scienceを用いた量的側面(論文数)と質的側面(被引用数)から見た分析結果)○枯草菌ゲノム・ポストゲノム研究における論文が国際的一流誌に多数掲載されており、日本生物工学会賞の受賞歴がある。(URL…http://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/9008/2012_jushosha.pdf)○山岳科学総合研究所(〜平成26年3月)地域環境共生学部門(農学部教員で構成)では、自然との共生を目指した山岳科学領域の研究実績を上げた。また多くの農学部教員が参画して中山間地域の再生・持続モデル構築のための中山間地域プロジェクトを推進してきた。(URL…http://www.shinshu-u.ac.jp/project/chusankan/)○遺伝子操作技術によって、クモ糸遺伝子をカイコのゲノムDNAに組込み、カイコにスパイダーシルク(クモ糸)を作らせることに成功した。(URL…http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/textiles/news/2007/12/27524.html)○植物工場において、食料・環境問題解決の糸口を探るオープン・イノベーション創出の場として革新的な植物生育技術を開発している。(URL…http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/textiles/plantfactory/)○自然界の多様な生物が作りだす未知のバイオファイバー(水生昆虫シルクタンパク質など)に注目し、生体と環境に優しい素材として新たな利用技術を創出し、医用材料、香粧材料、電子材料など幅広い産業分野での利活用を検討する。(URL…http://jstore.jst.go.jp/nationalPatentDetail.html?pat_id=22386)○ヒト環境科学研究支援センター遺伝子実験部門との連携により、微生物、植物、動物など多様な生物に関する遺伝子・ゲノム・バイオテクノロジー研究を推進する。(URL…http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/textiles/biology/、 http://gene_rc.shinshu-u.ac.jp/index.html)○生命科学、山岳域の研究

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です