「改 地震に備える」H26報告書|信州大学
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3-3-E5IC図3-3-E 揺れやすさマップと各地の地盤5 [宮渕―合同庁舎―松本IC ]断面この断面では、「建築支持基盤」が比較的均一に浅く分布しており、やや強い地盤と言えます。しかし、奈良井川付近の深部のボーリングで調べた地層が重要です。アルプス公園を形成している新第三紀という古い時代の岩石(基盤岩)が、平野部の地下深いところに存在することが確認されています。これまで、アルプス公園の西縁部からその北方にかけては「松本盆地東縁断層」が走っているとされ、松本市の市街地地下にもその延長の断層が通るだろうと考えられてきました。今回の微動アレー探査の結果、アルプス公園西側の松本盆地東縁断層の位置は従来考えられていたところ(探査地点MMB-2)ではなく、それよりも少し東側であることが分かってきました。─28─

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