信州大学案内2014-2015
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49 信州大学の大学院は、総合大学の強みを生かし、学際的な研究科課程を有するのが特徴です。人間の根源的な意味や価値の問題から、実践的な工学や医学、法曹などの問題まで、自然や社会の調和と共生のシステムに寄与するアプローチが可能です。保健学専攻(博士前期課程) 保健・医療・福祉に関する専門的知識・技術、科学的根拠に基づいた臨床問題解決能力や国際的な視野を持ち、常に人間を全人的な存在としてとらえて健康保持と疾病や障害の予防・治療、医療安全において社会に貢献できる高度専門保健医療職者の育成を目指します。保健学専攻(博士後期課程) 保健学の確立と発展に寄与し、学際的な研究成果を世界に発信できる人材、保健・医療・福祉分野の教育・研究者、保健医療職者に対して質の高い臨床研究指導ができる人材等の養成を目標としています。医学系研究科区分制博士課程松本キャンパス医科学専攻 医科学に関する幅広い知識を体系的、集中的に学習します。専門化した高度な知識と技術を併せ持つ医科学分野の研究・教育者、高度専門技術者を養成することを目的としています。医学系研究科Graduate School of Medicine修士課程松本キャンパス食料生産科学専攻 安全で高品質な食料の安定的な供給を目的とした生産技術と、環境調和型生産技術の開発が要望される中、分子・細胞レベルから個体・個体群レベル以上のフィールド研究まで、幅広い教育と研究を行っています。森林科学専攻 物質資源や生物資源、環境資源としての森林の多様な機能を解明し、山岳、山地・森林地帯、農山村を含む地域の環境や生産基盤の整備・保全、造成・利用や文化形成について多元的かつ総合的に教育・研究を行います。応用生命科学専攻 動物、植物、微生物が示す生命現象の分子レベルでの解明から、生物機能の利用・生物資源の開発まで、主として有機化学・生化学・分子生物学・育種学・遺伝学などの手法を用いた教育・研究を展開しています。機能性食料開発学専攻 食資源に含まれる機能性因子の遺伝的改良および特定の疾病の予防や治療に寄与する食料成分を解明し、有効成分を多量に含む食品や有害成分を除去した食品を創製することを目的とした教育研究を、産学連携のもとに行います。農学研究科修士課程南箕輪キャンパスシステム開発工学専攻 人間、社会及び自然と調和したシステムとデバイスの開発を目標とし、高機能な機械システムや広い分野の基盤となる電気電子システムの開発、高機能精密デバイスの創成を目標とし、システムやデバイスを開発する際の基礎となる数理情報科学などについて教育・研究を行います。生命機能・ファイバー工学専攻 生命体が保持する高度で多様な機能を個体、組織、細胞、分子レベルから究明し、人間の生活や行動との調和を考究する「着る」科学技術における理想的繊維機能の研究を行います。総合工学系研究科Interdisciplinary Graduate School of Science and Technology博士課程長野(工学)・上田キャンパス松本・長野(工学)・上田キャンパス物質創成科学専攻 自然現象を物質科学的立場から捉え、その基本原理を解き明かすとともに、新しい機能を持つ物質、素材・素子の研究開発を行います。松本・長野(工学)・上田キャンパス山岳地域環境科学専攻 信州大学の立地条件を活用し、山岳地域の形成や環境変動に関わる基礎研究から環境保全、防災などの応用研究まで含めた総合的教育・研究を進めます。松本・長野(工学)・南箕輪キャンパス法曹法務専攻 教育課程(3年コース・2年コース)全般を通じて、「真の法曹プロフェッショナルの養成」を目指します。経済・経営との関係を強く意識したスタッフ構成やカリキュラムになっていること、地域的課題に対応できる人材の育成を一つの目標としていること、長野県弁護士会をはじめ地域との強い連携のもとで運営がなされること等が特色です。法曹法務研究科School of Law専門職学位課程松本キャンパス医学系専攻 人類の福祉と医学の発展をたえず視点におき、医科学の真理の深奥を究め、基礎・臨床医学の枠を超えた医学研究を行い、世界を先導するような創造的研究・トランスレーショナルリサーチを実施する医学研究者及び移植医療、再生医療、遺伝子医療など先端医療を科学的基盤に基づいて実践する医学研究者及び高度医療職業人を育成することを目的としています。疾患予防医科学系専攻 ヒト生命の本質を把握すべく遺伝子(ゲノム)レベルから個体、社会レベルまで総合的解析を行い、ヒトの基礎的生命現象と疾病機序の理解に基づいて、疾病予防及び制御と健康づくりを目指す包括的予防医科学領域を開拓することを目的としています。医学系研究科Graduate School of Medicine博士課程松本キャンパス生物・食料科学専攻 環境保全に立脚した持続的食料生産の発展を目指し、バイオサイエンスを基盤とした革新的な食料生産技術体系の確立を考究します。松本・南箕輪キャンパス

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