信州大学案内2014-2015
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46取得可能免許・資格 博士前期(修士)課程、博士後期(博士)課程を統合した5年一貫の教育プログラムが平成26年4月から始まりました。海外特別実習や長期企業インターンシップ、産業界・官界の研究者・実務者との討論などがカリキュラムに含まれ、繊維・ファイバー工学分野における高度かつ総合的な専門性を有し、産業界で活躍するグローバルリーダーの養成を目指します。また、年間200万円程度の奨励金(5年間)や授業料免除など、学生への経済的支援も充実しています。博士課程教育リーディングプログラム「Global Leader Program for Fiber Renaissance」履修モデル入学から卒業に至るまでのカリキュラムの一例をご紹介します。年次年次学びのポイント 「新入生ゼミナール」でのグループテーマ学習を通して、現代の社会問題を工学的に解決する能力、コミュニケーション能力を身につけます。また、後期に履修する学部共通科目「繊維科学の基礎」で繊維とは何なのか?を学び、専門課程へ進むための土台を作ります。学びのポイント 基礎科目を学びます。特定分野に偏らない幅広い基礎知識と実験の基礎技術を身につけ、これによって、目まぐるしく進化する科学技術に柔軟に対応して行けるバックグラウンドを培います。各系学問の基礎を学ぶ卒業生の声川口 知行さん日本ゴア株式会社勤務 研究開発(材料化学工学課程 2000年度卒業) (工学系研究科 材料工学専攻 2005年度修了)かわぐち ともゆきどのような仕事をしていますか?燃料電池材料の技術開発、製品開発に携わっています。材料の物性を評価したり、性能を引き出すための技術を探索したりします。チームのメンバーと協力しながら色々な課題解決に挑戦しています。現在の仕事の中で信州大学で経験したことが役に立っていることは?大学で学んだことの多くが仕事に直接役立っています。研究室でのディスカッションや、国内外の学会を通して、現在の仕事を進める上でとても重要なスキルを身につけることができたと思います。信州大学で学んだことは?専門的な知識の他、面白いと思うことを人に伝えたり、人を巻き込んで何かしたり、今の仕事を面白くするための基礎のようなものを学んだと思います。信州での生活から学んだことも多いです。信州大学をめざす人へひとこと!今なんとなく好きなことや興味があることがあれば是非続けてみてください。今はぼんやりしているものが自分の本当に好きなことだったのだと、様々な経験をつんだ後に気づくかもしれません。QAQAQAQA世界最高水準の研究基盤のもと世界をリードする「ファイバー工学」化学・材料系のモデル例スケジュールモデル 【1年次前期】 全学教育として開講されている外国語、情報科目や教養科目の学際的科目を履修すると同時に、科学者、技術者として身につけるべき基礎的能力(化学、物理、数学など)に関する講義を履修します。繊維・感性工学系● 材料力学Ⅰ ● 応用統計学 ● 応用数学● テキスタイルデザイン・・・他● 形の科学 ・・・他系共通科目先進繊維工学課程感性工学課程機械・ロボット学系● 応用解析学 ● 機械設計製図 ● 電気理論・・・他● 機械力学Ⅰ・・・他● ロボット制御論・・・他系共通科目機能機械学課程バイオエンジニアリング課程応用生物科学系● 生物科学基礎実験Ⅰ・Ⅱ ● 化学基礎実験Ⅰ・Ⅱ● 生化学Ⅰ・Ⅱ ● 分子生物学 ● 細胞生物学Ⅰ・・・他● 物理化学 ● 動物生理学Ⅱ ● 有機化学Ⅱ・・・他● 遺伝学 ● 環境生物科学 ● 生態学・・・他系共通科目生物機能科学課程生物資源・環境科学課程化学・材料系● 基礎化学実験Ⅰ・Ⅱ ● 有機化学Ⅰ・Ⅱ ● 無機化学Ⅰ・Ⅱ・・・他● 応用分子科学・・・他● 移動現象論・・・他● 生物化学Ⅰ・・・他系共通科目応用化学課程材料化学工学課程機能高分子学課程1時限2時限3時限4時限5時限材料の科学と技術一般化学Ⅰ線形代数学微分積分学Ⅰ地球環境の歴史スポーツ考現学FAEⅠ化学計算入門ゼミリスニング&リーディングⅠ健康科学・理論と実践古典文学の世界情報科学演習新入生ゼミナールⅠ●●●中学校・高等学校教諭一種免許状(理科)〈感性工学課程、応用化学課程、バイオエンジニアリング課程、生物機能科学課程、生物資源・環境科学課程〉高等学校教諭一種免許状(工業)〈先進繊維工学課程、機能機械学課程、材料化学工学課程、機能高分子学課程〉技術士補(技術士の第一次試験免除、実務四年目に技術士の受験資格)〈機能機械学課程、材料化学工学課程〉

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