信州大学案内2014-2015
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繊維・感性工学系機械・ロボット学系化学・材料系応用生物科学系学部長からのメッセージ44繊維学部Faculty of Textile Science and Technology繊維学部Faculty of Textile Science and Technology求める学生像 繊維学部では次のような学生を求めます。高い志を持ち、現代の多様な学問分野を融合した学際領域的な科学技術を学ぶことに強い関心を持つ学生明確な目的意識と強い勉学意欲を持ち、進化する科学技術に対応するように、より高い専門的・実践的能力を得ることを目指していく学生地域社会や国際社会に貢献するために必要な、豊かな教養と人間性を高めようとする意欲を持った学生1.2.3. 豊かな自然に抱かれた本学部・大学院は、衣・食・住の要である“繊維”に根ざした伝統的な科学技術を背景として、学際的先端科学技術のさらなる展開を図り、21世紀における文化創造科学技術を開拓します。さらに、優れた人格と国際性を有し、未来を創造しうる、広い視野と高い能力を持つ技術者、高度専門職業人、研究者を養成します。そして、地球環境と共生し、人類社会の発展と平和、福祉の向上に資することを理念とします。理 念Topics 近代産業は繊維を中心とした軽産業から興りました。つまり、繊維製品の開発は「モノづくり」の基本。繊維学部での学びは、製品を開発するための素材開発から製品を使う人の感性まで、製品開発の実学です。製品開発を先導できる即戦力型の技術者を育成しています。繊維学部は、理・工・農・医+アルファの分野の融合学部 理系の学生は大学院修士課程まで進学して就職するのが一般的になった昨今。「せっかく始めた研究をもっとやりたい!」と繊維学部の学生は、毎年6、7割程の学生が修士課程に進学し、専門的な研究を行っています。地方大学としては高い進学率です。高い大学院修士課程進学率 68.0%(平成25年度) 「週刊東洋経済」(2010年10月16日特大号)の「ニッポンの大学トップ100本当に強い大学2010」に就職率97.7%で理系ベスト100の第5位として紹介されたことがあります。毎年、学部卒業生、修士修了生ともに自己実現のために様々な企業に就職しています。高い就職率 98.8%(平成25年度学部卒業生)100%(平成25年度修士修了生)入学についてのお問い合わせ繊維学部学務係 ☎入試事務室    ☎大学院係     ☎繊維学部Facebook運用中(ホームページトップから)繊維学部長 濱田 州博はまだ  くに ひろ “繊維”、皆様は何を思い浮かべますか。衣・食・住の衣を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし、近年我々の周りで多く使用されている炭素繊維や浄水器のフィルターなど、多くのものが“繊維”の技術を背景に作られています。最近では、建築材料、電子材料、機械材料など、多くの産業資材にその用途が拡大され、要素技術の一つと認められています。さらに、センシング機能を組み込んだスマートテキスタイルの開発など、新たな段階に入っております。 信州大学繊維学部は、1910年に上田蚕糸専門学校として創立されて以来100年以上の間、最先端科学技術の導入を持続的に図り、旧来の“繊維工学”から新時代の“ファイバー工学”への展開を進めてきました。また、グローバル化にも力を注ぎ、世界約50の大学・研究機関等と連携協定を締結し、ファイバー工学の国際的教育研究拠点として認知されております。 教育プログラムは、4系9課程体制で行われており、入学希望の高校生からも求人希望の企業等からもわかりやすい教育体制と好評いただいております。この体制を充実することで、国際性を有し、広い視野と高い能力を持つ技術者、高度専門職業人、研究者が養成できると考えております。 信州大学繊維学部では、基礎科学技術を十分に習得した上で、その応用科学技術について学び、さらに“ファイバー工学”を基盤にした最先端科学技術を学ぶことができます。言いかえれば、通常の学部で学ぶ内容を十分に習得した上で、“ファイバー”という+αの科学技術について学習することが可能なonly oneの学部と言えます。 次世代を担う“ファイバー工学”をさらに進化させるべく、豊かな自然に抱かれた蚕都上田で新たな歴史を共に刻みましょう。教 育目 標優れた人格の形成  ● 豊かな人間性  ● 社会に対する貢献と責任意識  ● 高い倫理観進展する科学技術と社会の変化に対応しうる能力、未来創造能力 ● 課題設定・探求能力  ● 普遍的基礎学力  ● 学際・業際領域を開く創造的能力  ● 自己啓発能力 ● チャレンジ精神・企業家精神(ベンチャー精神)基礎学力に裏付けされた専門性  ● 専門的能力  ● 実践的能力● 経営・企画等能力(マネジメント能力)国際性  ● 自国文化・異文化理解力  ● 外国語能力と個性豊かな表現力情報処理能力  以上を涵養し、技術者、将来の研究者として十分な基礎的素養を身につけ、総合的視野と高い能力を備えた人材を養成します。1.2.3.4.5.

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