信州大学案内2014-2015
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食料生産科学科森林科学科応用生命科学科学部長からのメッセージ40農学部Faculty of Agriculture農学部Faculty of Agriculture求める学生像 自然と人が共生する持続的社会の創造を目指す人を求めています。食料生産、持続的農林業、森林と田園環境の保全、生命現象、食と健康に関わる課題探求に意欲的に取り組み、「食と緑」の科学を展開して社会に貢献する熱意ある人を歓迎します。目 標変化する社会に適応した知的創造に貢献する。食と緑のフロンティアを切り拓き、人間生活の質的向上と健康で豊かな社会の創造に貢献する。人間性あふれた創造力豊かな人材を養成する。開かれた大学として幅広い連携を進め、社会に貢献する。教育目標 持続的社会の創造に貢献する人間性豊かな人材の育成社会の一員としての問題意識の醸成と実践性、倫理性、国際性を備えた人材の育成農学分野の基礎能力と応用能力を持つ人材の養成フィールド研究と実験研究が連携する教育の実践1.2.3.4.1.2.3.4. 信州の豊かな自然と風土のもとで、食料・環境・生命を支える農学を展開し、科学性、実践性、倫理性の高い教育と研究を行います。自然と人が共生する持続的社会の創造を目指し、広い視野と課題探求能力を備えた人材を養成します。教育理念 自然豊かな環境のもとで、豊かな人間性と幅広い教養を築き、農学に関する広い知識・技術を涵養して、専門的な知識や研究能力を養成します。さらに、地球的な広い視野と現実的な視点に立って問題をとらえ解決する能力を持つ人材を育成します。理 念Topics入学についてのお問い合わせ農学部学務係 ☎入試事務室 ☎農学部長 中村 宗一郎なかむら  そういちろう 信州大学農学部は、学部キャンパス内を含めて県内四ヵ所に農場及び演習林を保有し、総面積630ヘクタールに及ぶ広大な敷地を持ち、そこでは畜産、花卉園芸、果樹栽培、稲作、高原野菜の栽培など特徴ある教育研究活動が営まれています。 中央アルプスの高山帯にまで達する木曽駒ケ岳の演習林は、森林の多面的機能や山地の崩壊・修復について学ぶ格好の場となっています。このように、本学部は、フィールドに根ざした農学を学ぶに際してこの上ない環境を備えています。 生物学的多様性と固有の食文化との関係、地球環境保全とクオリティー・オブ・ライフとの関係、生産性の維持向上とカーボン・オフ・セットとの関係など、21世紀に生きる我々には解決しなければならない課題が山積しています。 本学部のディプロマ・ポリシーは、農学に関する幅広い知識と応用能力を有し、人類の持続可能な発展に資するべき人材を育成することにあります。そのことを実現するために、フィールド研究と実験研究が連携する教育を積極的に実践しています。 講義によって修得した理論を直ちにフィールドで試すことが可能な地の利を活かして、信州大学農学部は、フィールドとラボワークの融合による学理実践一体型の教育に邁進しています。フィールドに根ざして「食と緑」を科学しようではありませんか。皆さんのご入学を心からお待ちしています。 農山村の恵まれた自然は「豊かさを生み出す資源」であり、それを上手に利用・開発するという発想が「農学」の基本です。農学部は、県内の中山間地域の振興を支援しています。東日本大震災直後の強い地震で被害を受けた栄村にはボランティアを派遣して農業支援など様々な復興支援を行い、その一環として村産ソバを使った「福幸(ふっこう)そば」のパッケージデザインを担当し、商品化に多大な貢献をしました。また、根羽村ではシカの効率的捕獲法を研究し、農作物の食害防止だけでなく、捕獲したシカの肉を使った弁当やカレーの開発・販売にも貢献しました。農学部は、「地方の豊かさ創造」を進めています。「地方の豊かさ創造」進行中

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