信州大学案内2014-2015
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教育学部長 平野 吉直ひらの  よしなお学校教育教員養成課程特別支援学校教員養成課程生涯スポーツ課程教育カウンセリング課程学部長からのメッセージ 信州大学教育学部には、学校教員の養成を目的とする学校教育教員養成課程、特別支援学校教員養成課程と、地域スポーツ、野外教育指導者の養成を目指す生涯スポーツ課程、心理専門職の養成を目指す教育カウンセリング課程があります。どの課程においても、「臨床の知」という理念のもと、入学時から卒業時まで教育実践を豊富に体験する場を体系的に設けるとともに、専門的な素養を身につけるための授業科目を開設し、これまで有能な学校教員、教育に関わる専門家を全国に輩出してきました。 本学部では、子どもを対象としたボランテイア活動や地域における社会貢献活動などに学生が積極的に関わることができるよう、情報提供などを含め支援体制も強化しています。さらに、四季折々の素晴らしい信州の自然環境に触れ合う授業等も学部として重視しています。スポーツ、芸術、文学に親しみ、多くの人々や多彩な自然と触れ合うことは、心豊かな人間性を養い、心と身体の健康を育んでくれます。これらの活動は、本学部が重視している「環境マインドをもつ人材の養成」にもつながると考えています。 学校や地域社会の教育現場と絶えず関わりながら、専門的な知識、技能、指導力を身につけ、未来の地球を担う子どもを育てる・支える仕事に携わりたいという夢を持っている人たちの入学を心から望んでいます。20教育学部Faculty of Education教育学部Faculty of Education 子どもたちの現実に対応し、より良い教育現場を創る力になる 一人ひとり異なり、変化し続ける子どもたちにどう対応したらよいのか。教育現場では、その時々に応じた対応力が求められています。この対応力となるのが「臨床の知」です。 学生には、教師の仕事に対する先行イメージがありますが、いざ授業をしてみるとそれらはことごとく崩れていきます。子どもとの関係がうまく作れないことで授業自体がうまくいかないということもあります。リアリティギャップといわれるもので、多かれ少なかれ誰にでも必ずあるものです。 しかし、大学の授業だけではそういったことは学べません。個々の現場に入り込まなければ、学ぶことはできないのです。そこで、学生が現場で経験し感じることと大学で学ぶことを関連させていこうと考えられたのが「臨床の知」のシステムです。基本理念「臨床の知」とは?求める学生像 信州大学教育学部は、学部の基本理念や教育目標に基づき、次のような力を備えた学生を求めています。明日の教育を担う専門的知識や教養を身につけるために十分な基礎的学力豊かな人間性や実践的指導力を養うために不可欠なコミュニケーション能力教育者として社会の発展に寄与しようとする強い意志と教育への強い関心他者との協調性と他者への思いやりの心1.2.3.4. 教育学部は、信州の恵まれた自然環境と教育を尊重する県民の気風や風土の中で、豊かな人間性と専門的知識及び実践に培う基礎的能力を身につけた、明日の教育を担う人材を育成します。 教育学部では、子どもたちの学びを支援する場ではたらく総合的な「知=力」を「臨床の知」と呼び、附属学校園との一体化はもとより、教育委員会や諸学校との連携を深め、地域や家庭との協力のもと、実践的な知の体系としての「臨床の知」を核とした教育を目指します。理 念教 育目 標 教員養成の伝統と実績を踏まえ、「臨床の知」の理念のもとに、高度な専門知識と実践的な教育技術を身につけ、豊かな教養と創造性に溢れた教育者を育成します。Topics 教育学部には、1年生を対象にした授業「野外教育」があります。信州の豊かな自然を活用した実践的な野外教育活動を盛り込んだ授業で、2泊の宿泊を伴った集中授業です。将来、教員や教育に携わる指導者を目指す学生に対して、自然の中での体験活動や集団生活が、楽しいものであるとともに深い学びの機会であることを伝えることを目指したプログラムが実施され、他大学にはない特色がある授業です。信州の自然の中でキャンプの授業「野外教育」入学についてのお問い合わせ教育学部学務係・大学院 ☎入試事務室         ☎

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