信州大学案内2014-2015
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14全学教育機構School of General Education全学教育機構School of General Education信州大学のカリキュラムと共通教育の意義 信州大学のカリキュラムは、4年間(医学部医学科は6年間)の自己形成において、専門的知識とともに幅広い知識を獲得し、総合的な判断力や批判的精神、さらには豊かな創造力を自ら培うための機会を提供することを目的としています。この目的を実現するために、信州大学のカリキュラムは、共通教育と専門教育の2本の柱からなっています。どの学部のカリキュラムも、この2つの柱によって構築されています。これらは、それぞれの学部の教育理念や性格に応じて、有機的かつ体系的に関連づけられ、4年(医学部医学科は6年)一貫のカリキュラムが編成されます。こうして編成されるカリキュラムは、学部一貫教育という考え方に基づいています。1年次は、全学部生が全学教育機構で学ぶ 信州大学は長野県内に5つのキャンパス、8学部で構成されていますが、全学部の1年次(医学部医学科は2年次まで)は、松本キャンパスの全学教育機構に集い、共通教育科目を受講します。 また、全学教育機構専任教員が、学生相談等に応じる修学支援体制も整えています。全学の教育力を結集した共通教育を実施。幅広い教養と基礎的能力を獲得 信州大学の共通教育は、全学教育機構の専任教員とともに、全学部の教員が当然の責務として行うという全学協力体制に立脚しています。これにより、学生は、全学教員の専門知識を生かした、いわば大学の総力を結集した科目を学ぶことが可能になります。信州大学は、幅広い教養と基礎的能力に基づく課題探求能力、豊かな人間性や国際性を持った人材育成と人間力向上を目指しています。 全学教育機構は、信州大学が定める教育上の基本方針に基づき、本学の共通教育(各学部が編成する教育課程のうち、本学学生に対する教養教育、基礎教育及び日本語・日本事情に係る教育について、全学協力体制のもとに、全学共通に行う教育)及び教職関係5学部(人文学部、理学部、工学部、農学部及び繊維学部)の教職教育(教育職員の免許状授与の所要資格を得させるための教育)を実施する機関で専任教員は40名以上が在籍しています。各学部と緊密に連携し、全学的な見地から共通教育に係る教育課程の企画及び円滑な実施を図るとともに、本学が掲げる高度専門職業人養成の教育目標を達成するため、学部一貫教育を前提とした教育と修学支援を総合的に行っています。

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