2015工学部研究紹介|信州大学
73/76

技術部共同利⽤⼤型機器機器利用者に対する講習会透過電子顕微鏡によるナノレベルの分析・観察材料の格子像観察加⼯技術センター実験、実習、工作機械の安全講習会でも使用される多数のボール盤卒業研究で使う実験装置を作るため、NCフライス盤によりプログラム加工をしている様子マシニングセンタ、NCフライス盤、立フライス盤、横フライス盤などの多数の工作機械を保有主な機器技術部スタッフ共同利用大型機器により、いろいろな材料の分析や解析が行えます!工学部内に設置されている共同利用大型機器は教育・実験実習・研究のほか、学外を含む各種プロジェクトに活用されています。共同利用大型機器の保守・管理・運営、機器講習等の業務は技術部が担当しています。多くの機器は学生・教職員や企業の研究者に、活発にご利用いただいています。また、機器利用者には操作・技術トレーニング、観察・分析技術相談のほか、機器の修理・トラブル対処、依頼分析も行っています。加工技術センターでは多数の機械を使って「モノづくり」ができます!加工技術センターは、工作機械などによる加工を行うための施設で、実習や実験の支援、卒業研究などに必要な実験装置やその部品、試験片などを作製するための機械加工を行っています。主な保有機械は旋盤、フライス盤、ボール盤、溶接機、研削盤、帯鋸盤、せん断機、NCフライス盤、NC研削盤、マシニングセンタなどです。スタッフには技術部所属のエキスパートを揃え、懇切丁寧な加工指導をモットーに将来のエンジニアの育成に取り組んでいます。技術部には、4つの技術系(機器分析系,計測調査系,設計製作系,情報処理系)の専門分野があり、各技術職員がそれぞれの得意分野の技術・知識・経験を駆使し様々な教育研究活動をサポートしています。SEM(電子顕微鏡)観察したい対象に電子線をあてて拡大観察する顕微鏡XRD(X線回折装置)試料にX線を当てて、その回折角度と強度から、試料の構造を測定するEPMA(電子プローブマイクロアナライザー)電子線を対象物に照射し発生する特性X線の波長と強度から構成元素を分析する※この他にもFIB,XPS,FE-SEM,STEM,NMR,GC-MSなどがありますそのスタッフの指導の下、実験、実習や工作機械の安全講習会を行っていますので、学生は確実に技術的なスキルを身につけることができます。工作機械の安全講習会修了証の交付を受けると、自分で加工することができます。スタッフは学生の安全な加工を見守ると同時に、より高い匠の技に向けて技術的助言を行います。学生と一緒になって考え、作り、悩み、学ぶということをこれからも行っていきます。多くの工作機械、設備、道具を使って、利用者それぞれが自らのスキルアップを目指す「モノづくり」の道場、それが加工技術センターです。実験・実習、分析を通して技術的なスキルを⾝につけられる環境が整っています71

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です