地域と歩む|信州大学地域戦略センター
72/76

生地のハギレ⇒織物⇒時計などの新製品に「さきおり時計」は、5種類の形に変化。置き場を選ばない実用性が魅力。他のさきおり製品の余り生地を再利用した「さきおりゼロエミッション」。「さきおりロールペンケース」。生地の上半分を折ることでペン立てとしても使える。教育学部家庭科教育コース福田 典子 准教授研究分野:衣生活教育・被服整理学1986年広島大学教育学部卒、1988年広島大学大学院教育学研究科修了、1990年琉球大学教育学部助手を経て1999年より現職。教育学部美術教育コース蛭田 直 助教研究分野:メディア表現、1998年倉敷芸術科学大学芸術学部卒、2008年情報科学芸術大学院大学メディア表現研究科修了、2009年より現職。今回の産・学・福祉連携では組織が枠を越えて「協働」のスタイルをとっているのが特徴。商品企画の段階からデザイン・試作・ビジネスプランの評価・アドバイスなどが同時進行する、言わば身内の“一気通貫的なコミュニケーション”で連携するプロジェクトとなっています。信州大学教育学部発産 学 福祉連携信州大学教育学部の福田典子准教授・蛭田直助教と学生は、衣類の生産工程で余剰した生地や古着を再利用したリユースの織物「さきおり(裂き織り)」を素材とした新製品を、シャツメーカーの企業と社会福祉法人との共同プロジェクトで開発、平成25年3月に記者会見を行った。製品化においては、市場調査・商品企画からプロジェクトロゴ作成まで一貫して取り組み、教育学部が産学福祉連携を行うという、非常にユニークなプロジェクトだ。が魅力。信州大学 教育学部福田研究室・蛭田研究室フレックスジャパン株式会社社会福祉法人しあわせ製品アイデアの提案ビジネス的な評価・アドバイス製品アイデアの提案試作による検証・アドバイスビジネスプランでの連携試作・制作の素材提供××記者会見の様子72信大NOW No.81plus+plus+地域と歩む。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です