地域と歩む|信州大学地域戦略センター
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地域文化の創造とアカデミックな世界との協働茅野市民館ディレクター ・ 茅野市美術館長茅野市民館 指定管理者株式会社地域文化創造 代表取締役社長辻野 隆之さん「往来と創発」の主軸は、協働にあると思っています。信州大学とのプロジェクトは、地方都市における地域文化の継承と創造へ繋がるもの。アカデミックな世界と協働することで、「地域文化の確立」が確かなものになります。この「地域文化の確立」は、茅野市民館の初心の目的でもありました。また、私たちは文化芸術施設という現場の世界に、ただただ集中してしまうことが多々あります。茅野市民館がこの事業に参加する上での受益は、実践のプロダクションを論理的に学ぶことが出来る点にあると思っています。この事業により、教育というネットワークに広がりを持たせることが出来たことも、今後の事業に繋がる広い視野を与えてくれています。また逆に、信州大学としての受益は、現場の力や声がそのままフィードバックされることにあるのではないでしょうか。市民館、大学、市民が協働してこの事業を進めることで、新しい地域文化の継承と創造へ繋がっていくと感じています。ダンス部門「実践演習プログラム」では信大の学生らも講師と共にパフォーマンス の日常を映すアーカイブズ映像茅野市民館672014.01.31 掲載

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