地域と歩む|信州大学地域戦略センター
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「大災害発生~CATVの情報発信と課題」フォーラムを開催主催者あいさつ日本ケーブルテレビ連盟信越支部長野県協議会笠原会長主催者あいさつ信州大学広報・情報担当笹本副学長来賓あいさつ総務省信越総合通信局大橋局長基調報告信州大学企画調整担当鈴木理事基調報告信州大学総合情報センター不破センター長災害事例発表エルシーブイ災害事例発表iネット飯山災害事例発表エヌ・シィ・ティ信州大学医学部附属病院信州ドクターヘリ松本運航開始記念式典を挙行災害、iネット飯山(飯山市)からは昨年の長野県北部地震、エヌ・シィ・ティ(新潟県長岡市)からは中越地震の際の対応が紹介され、常にあらゆる災害を想定した対策・体制づくりと準備が重要との紹介がありました。最後に行われたパネルディスカッションでは信州大学笹本副学長の進行・コーディネート、パネラーに総務省信越総合通信局大橋局長、長野県栄村島田村長、信州大学総合情報センター不破センター長、(社)日本ケーブルテレビ連盟信越支部丸山支部長らCATV関係者を迎えて、今後CATVはどのような情報発信を心がけて行けばよいか、連盟としてどのようにまとまり、どう対応していくかといったビジョンなどが討議されました。平成24年11月29日、長野市メルパルク長野で信州大学と(社)日本ケーブルテレビ連盟信越支部長野県協議会の連携協定による共同企画事業「大災害発生~CATVの情報発信と課題」を開催しました。信州大学広報・情報担当の笹本副学長と日本ケーブルテレビ連盟信越支部長野県協議会笠原会長が主催者を代表してあいさつ。来賓の総務省信越総合通信局大橋局長からは、東日本大震災が災害放送無線のありかたを見直す機会となったことなどを挙げ、災害時に地域メディアが地域を守る、長野モデルを構築するきっかけにしていって欲しいと期待の言葉を述べられました。最初の基調報告は信州大学企画調整担当の鈴木理事が、「東日本大震災~その時地域で必要とした情報、そして今後」と題して、東日本大震災発生時につくば市の状況、特に情報が不足して混乱した問題なども紹介しながら情報発信の論点、情報の力による復興促進について様々な視点から提言。次の基調報告は、信州大学総合情報センター不破センター長から「安心・安全なキャンパス~学生を守る新しい緊急通報の取り組み」と題して、被災地周辺の大学でのヒアリング結果やエリアワンセグ放送の事例を紹介しつつ、電気や通信設備に頼らない「強い放送体制」をCATVの方々と一緒にシステムを作りたいと講演しました。CATV局からの災害事例発表では、エルシーブイ(諏訪市)から平成18年の豪雨報道関係者や医学部附属病院の救急医・看護師・職員の見守る中、関連団体の各代表者と医学部附属病院高度救命救急センター岡元センター長を交えテープカットが行われ、ドクターヘリの内部見学も行われました。長野県内2機目の配備となったドクターヘリ「信州ドクターヘリ松本」の運航開始記念式典が平成23年10月1日、松本市の信州大学医学部附属病院外来棟屋上ヘリポートで行われました。山沢清人学長は「医学部附属病院は県民の緊急医療の最後の砦であり、高等教育機関である信州大学の責務としても、救命救急医療スタッフをより多く配備し、技術をレベルアップし努力する」とあいさつ。阿部守一長野県知事は「厳しい県財政の中、県厚生連佐久総合病院に続き2機目を配備した。消防現場との連携を強化し、一人でも多くの命が救われるよう期待する」と述べました。 信州ドクターヘリ松本は、2分で離陸でき、時速254km、航続距離は635kmなどの高性能を誇ります。県内中南信地域でも大きな期待が寄せられています。多くの阿部長野県知事、山沢学長、天野病院長らを囲んで、医学部附属病院高度救命救急センターの救急医・看護師・職員らで記念撮影信州大学医学部附属病院外来棟屋上ヘリポートで開催した式典のテープカット572011.03.25 掲載

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