地域と歩む|信州大学地域戦略センター
47/76

(写真提供:長野市)信州大学教育学部と工学部の各キャンパスの所在地、長野市は信州大学と平成16年から連携協定を結び、約40項目に及ぶ共同事業が活発に行われている。ものづくりの連携では、工学部内の長野市ものづくり支援センター(UFOnagano)が産学官連携と交流を通じて企業活動の支援、ベンチャー企業の育成等に積極的に活動。地域再生人材育成創出を目的とした「ながのブランド郷土食」事業は新製品開発にウェイトを置いたカリキュラム編成に、またバイオマスの産業利活用は市バイオマスタウン構想推進協議会に昇華するなど、事業内容はより高度に進化、広がりを見せている。ものづくりとは別に教育や生涯学習等に関する事業も多く、教員を目指す学生が学習チューターとなって学校の現場教育活動に参加、ながのシニアライフアカデミーを市や長野県短期大学と共同で主催するなど、教育学部を中心とした取組みも多彩だ。また、連携事業に留まらず、学部を超えたオール信大での研究と地域貢献も各地で行われている。けいか写真提供:信濃毎日新聞社「松代城下町伝統環境調査」には農学部の佐々木邦博教授や工学部土本俊和教授らが参加。今回は佐々木教授が真田邸などを紹介する。特集は→9P。教育学部土井進教授が指導教員として、19年目を迎える特色ある社会体験・教育演習「信大YOU遊未来(Chance)」も長野市茂菅など多くのフィールドで展開中。信大NOW次号で特集予定。「バイオマスタウン構想」には地域共同研究センター(CRC)の天野良彦センター長が参加。ペレットを製造するための炭化熱利用乾燥プラントなどを紹介する。特集は→7P。写真は工学部池田敏彦教授が長野市鬼無里に平成23年に設置した小水力発電機。水路を改修して滝から落ちる水で稼動、60~70ワットを安定供給する。472012.05.31 掲載

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です