地域と歩む|信州大学地域戦略センター
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信州大学の誇り、地域への貢献度大学の地域貢献度ランキング※1)絶対数ランキング※2)『日経グローカル』が全国754の大学を対象に調査した『地域貢献度ランキング』(大学の研究成果や人材を地域に役立てる順序づけ)で、信州大学は絶対数ランキング※)で堂々の全国1位、総合ランキングでも6位となった。調査は毎年行われているもので、地域貢献の体制の充実度をみる「大学の組織・制度に関連する設問」、学生の地域内就職やインターンシップ(就業体験)実績をみる「学生に関連する設問」、企業や行政との連携の度合いをみる「企業・行政などに関連する設問」、市民・地域へのサービ度をみる「住民に関連する設問」の4項目で構成されており、昨年以上の躍進となった。今年のランキングでは、県内他大学も上位に顔をそろえており、長野県が地域貢献の面でも互いに刺激し合い、切磋琢磨していると高い評価を受けている。信州大学は長野県内に5つのキャンパスが分散しているが、これを利点として「信州は我らのキャンパスだ。」をキャッチフレーズに、各地域で地元と一体になった多彩な産学官連携・地域貢献活動を続けている。今回はそのひとつとして、歴史・文化・伝統の継承、発展を目指した、飯山市におけるひと味違う総合調査・研究活動を紹介する。※1)日経グローカル2010アンケート調査※2)学生数と教員数の違いを考慮せずアンケートの回答数値で点数化したもの本誌で紹介した「黒部ダムカレー」も信州大学の産学官連携成果のひとつ。黒部ダムの玄関口である大町市と信州大学の包括連携協定(平成19年12月)に基づき取り組んできた「地域ブランド共同研究」と、サークルKサンクスの地産地消促進「MOT」プロジェクトが協力し、産・学・官が連携して地域活性化に取り組んだ点に特徴がある。平成22年6~7月に長野県内で限定販売を行い、好評を得た。1位総合ランキング全国全国6位小菅神社奥社本殿。重要文化財(国指定)。標高810mに建つ10信大NOW No.68地域と歩む。

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