農学部研究紹介2014|信州大学
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28⾷品免疫機能学研究室研究から広がる未来卒業後の未来像⾷と免疫の融合研究〜⾷⽣活の改善で免疫機能を⾼める〜私たちの体内環境は、食生活の乱れや加齢、大気汚染、ストレスなどの生活環境を取り巻く様々な要因によって悪化し、免疫機能が低下すると言われていますが、そのメカニズムの全容解明には至っていません。そこで本部門では、食品摂取を含む環境因子が免疫機能に及ぼす影響について解析し、その分子メカニズムを明らかにします。また、免疫機能の低下を予防するために、食品中に含まれる免疫賦活成分を探索し、科学的エビデンスにもとづいた免疫機能を高める食習慣に関する研究を進めています。食品中の未知の免疫調節機能の解明や、新たな創薬ターゲットの発見、感染症やアレルギー疾患、がんなどの各種免疫関連疾患の予防につながる食品成分の同定を目指し、健康長寿社会に貢献する先端的な研究を展開します。免疫学に関する実験を通して、細胞培養、タンパク質実験、遺伝子実験、マウス実験の手法が身につきます。卒業後は、食品会社、製薬会社への就職が期待できます。田中沙智助教2013年10月より信州大学農学部に赴任。これまで免疫学を中心に研究を展開してきた。免疫学の他、栄養学、予防医学、抗加齢医学に関心がある。研究の概要長野県産の野菜を中心に、食品がもつ免疫調節機能を明らかにする応⽤⽣命科学科応⽤⽣物化学分野28

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