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水は人類にとって必要不可欠なものですが、地球上の水のほとんどは海水や氷河等、 物性面や地理的な問題から人類が使用することが困難な水です。人類が利用可能な淡水源(浅地下水・河川水等)は0.001 億 km3(全体の0.01%)に過ぎません。人類の生活に必要な水として、多くの国や地域で、水道水が飲用に耐える水質を保つことが要求されていますが、同時に水道水が農業用水や工業用水にも幅広く使われています。飲用水では、より安全で良質の水への欲求が強く、わずかな異臭や有害物質の混入が不安・不満の原因となります。一方で、水の使用量の9割を占める農業用水や工業用水においては、飲用水ほどの品質は必要とはなりません。このため用途に合わせた水の量と質を確保することが重要となっています。水に求められる質と量のバランス

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