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文部科学省の「革新的イノベーション創出プログラム」中核拠点採択、「水」を活かし、「人」と共生する社会システムイノベーションを推進します。フューチャーセッションから導かれた、将来の世界的な『水』ニーズに応える拠点信州大学を中心に開催したフューチャーセッション(未来志向の対話)から、世界の人々が豊かな生活を享受するには、「飲用水や食料が十分にあること」、「経済的に潤っていること」、「健康で暮らせること」等が満たされる必要があり、そのためには『多様な水源から水を造り、それを循環して、世界中の人々に十分な水を提供する』ことが、将来の世界的な社会ニーズであり、全地球的な持続可能性に寄与することが分かりました。水の確保に関する課題は現在でも非常に多いことが理解いただけると思います。文部科学省及び(独)科学技術振興機構「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」に、信州大学、(株)日立製作所 インフラシステム社、東レ(株)、昭和電工(株)、(独)物質・材料研究機構、長野県により共同提案した『世界の豊かな生活環境と地球規模の持続可能性に貢献するアクア・イノベーション拠点』構想がCOI(Center of Innovation)中核拠点として、2013年10月末に選定されました(全国で12拠点)。また、その採択に際し、(独)海洋研究開発機構を代表とする『「水」大循環をベースとした持続的な「水・人間環境」構築拠点』構想が当COI中核拠点のサテライト(COI-S)拠点として選定されました。 これに先立ち2013年3月には、COI中核拠点の中心建物と関連機器を整備する文部科学省「地域資源等を活用した産学連携による国際科学イノベーション拠点整備事業」にも、信州大学、東レ(株)、昭和電工(株)、長野県により共同提案した構想が選定されており、長野(工学)キャンパスに拠点研究棟の建設が進められています。COIは、現在潜在している将来社会のニーズから導き出される、あるべき社会の姿、暮らしのあり方を示すビジョンに沿って、ハイリスクではあるが実用化の期待が大きい異分野融合・産学官連携型のテーマに対し、産学官がオールジャパン体制で一つ屋根の下に集い取り組む大規模な研究開発事業です。

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