信州大学理工学系研究科
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DEPARTMENTOFBIOENGINEERING原 立栄Tatsuei Hara2013年度入学/村上研学習面では、日々、研究テーマに対して様々な視点から考え進めることで、社会に貢献できる研究ができます。学会に参加して発表することで、他大学、企業の方と知り合う機会が得られ、様々な刺激を受けることができます。生活面では学部生以上に、より先輩後輩と時間を共有します。私の研究室ではスポーツやキャンプをするなど、公私共に充実した学生生活を送ることができています。自分の可能性を広げてみませんか?夢の実現に向けて、将来の科学技術や産業の発展に貢献しませんか材料化学工学コースでは、21世紀の資源・エネルギー・地球環境問題の解決に役立ち、持続性のある社会を目指した材料およびその製造プロセス・利用システムに関する学問を教育し、最先端の研究開発を展開しています。村上 泰 | 教授材料化学、触媒化学人肌の柔らかさのゴム、繊維による水問題解決、赤外線アンテナによる熱発電杉本 渉 | 教授燃料電池やスーパーキャパシタナノシートをはじめとした新規ナノ材料の合成法の開拓と蓄電や発電技術への応用長田 光正 | 准教授超臨界流体工学、バイオマス工学高温高圧水を使って地域のバイオマス資源から機能性材料を創っている高橋 伸英 | 教授化学工学、環境工学バイオマス生産・エネルギー/マテリアル利用技術開発、多孔質膜分離技術開発福長 博 | 准教授化学工学・電気化学・電極材料燃料電池用非白金触媒の新規材料開発と電極構造の 最適化による高性能化宇佐美 久尚 | 教授光化学、光触媒、人工光合成ナノ積層膜による人工光合成モデルの構築と光化学反応器の開発木村 睦 | 教授機能材料化学・環境化学・繊維化学精密合成技術を用いたナノ構造制御による機能性材料創成教員紹介東レ/帝人/クラレ/旭化成/信越化学/三菱レイヨン/昭和電工/日揮/千代田化工建設/出光興産/大日本印刷/凸版印刷/DIC/日本ペイント/日本ゴア/日本ミシュランタイヤ/日本バイリーン/キャタラー/森永乳業/東芝/新光電気工業/オリオン機械/ミマキエンジニアリング/アイカ工業/イビデン/日東電工/TDK/浜松ホトニクス/NTN/中部電力/東海旅客鉄道/神戸製鋼主な就職先社会に必要とされるシステムを考え、そのシステムに必要な材料を合成したり、材料の製造プロセスを開発したりする研究をしています。たとえば、導電性高分子を連続的に繊維化できる紡糸プロセスを開発しました(木村睦教授)。導電性繊維からなる布帛に手を置くだけで、心拍数を計測することができました。導電性高分子の繊維・布帛化は次世代のアンビエントデバイスのプラットフォームとして期待できます。見守るアンビエントデバイス燃料電池や色素増感太陽電池やキャパシタなどのエネルギーデバ イスの研究です。たとえば、リチウムイオン電池の性能を超える次世代蓄電デバ イスの開発を進めています(杉本渉教授)。5分間の充電で東京-大阪間を航続 可能な電気自動車や、数秒の充電で1週間使用可能な携帯電話を可能性にする新しいハイブリッド蓄電デバイスを研究しています。ナノ材料でエネルギー問題に挑む高密度な炭化物燃料を製造!森 正悟 | 准教授有機系太陽電池、界面電子移動有機/無機界面における電子移動機構の解明、高効率有機系太陽電池の開発嶋田 五百里 | 助教反応工学、触媒化学バイオマス資源の有効利用を目指した触媒による物質変換技術の高効率化佐藤 高彰 | 准教授溶液の化学物理・ソフトマター物理分光法や散乱法を用いた溶液・高分子・ゲル・コロイド・生物の境界領域開拓瀧澤 辰洋 | 助教無機材料・物性、原子・分子マイクロ波を用いる反応装置の設計・製作と物質創製、固体の電子状態計算MASTER’S PROGRAM OF SCIENCE AND TECHNOLOGY 14 DEPARTMENTS030環境問題を解決するプロセス・システムの研究です。たとえば、木質バイオマスからの高密度炭化物燃料の開発に取り組んでいます(高橋伸英准教授)。炭化の際に生成するタール成分を炭化物自身で吸着・回収することにより、バイオマスの保有しているエネルギーの7割が燃料として利用可能となります。また、圧縮成型された炭化物燃料は石炭と同等の熱量および密度を持つ高密度な燃料となります。これにより、バイオマス利用で問題となっている輸送コストの低減が可能になり、高効率な石炭火力発電所で石炭と遜色なく利用することが可能になります。山元近傍で炭化・高密度化輸送コスト削減大規模石炭火力発電所で高効率発電カーボンニュートラルCO2高密度炭化物燃料

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