2013信大USR
21/28

磨耗・破損に強いカーボン・ナノチューブ(CNT)を使用した人工関節ファイバーイノベーション・インキュベーター(Fii)施設信州地域技術メディカル展開センター(CSMIT)信州科学技術総合振興センター(SASTec)21 医学部・医学部附属病院を中心に企業技術シーズとのマッチングを図る「医工連携活動」を推進してきた信州大学は、2013年4月に「信州地域技術メディカル展開センター(CSMIT)」を稼働させました。この新たなステージで長野県、企業・団体、さらに金融機関も加わった強固な連携で、付加価値の高いメディカル産業創出を加速させています。 これまで発表されたのはどれも画期的なものばかりです。シートに寝るだけで測定可能な睡眠時無呼吸症候群検査装置、磨耗・破損に強いカーボン・ナノチューブ(CNT)使用の人工関節、小型軽量により患者の負担を軽減し長期使用を可能にする次世代人工心臓、手術の安全性を飛躍的に向上するセンサー付手術デバイスなど、新たなメディカル関連製品の開発と臨床応用を進めています。付加価値の高い信州のメディカル産業を創出 信州大学は第6回「大学は美味しい!!」フェア(期間:2013年5月29日~6月4日 会場:新宿高島屋)に今年も出展しました。今年度はおなじみとなった農学部のジャムのほかに、食品製造分野の人材養成プログラム「ながのブランド郷土食」から生まれた工学部のきのこカレー・きのこハヤシなどを販売、大勢の方に信州大学発の食の取組みをPRしました。 また、「大学は美味しい!!食堂」コーナーでは農学部と共同研究を行う地元企業の協力をいただき、ルチン含有量が高いそばの新品種「サンルチン」を使った手打ちそばの手打ち実演を行い、好評を博しました。「大学は美味しい! フェア」で食の取組みをPR 信州の産業活性化を担う地域社会人を対象に、長野エリア、諏訪圏、飯田エリアの3地域で「信州技術系社会人育成プログラム」を実施しています。長野エリアでは、「ながのブランド郷土食」による機能性食品開発、諏訪圏では超精密加工技術の開発、飯田エリアでは電気電子・制御関連の1年間の社会人スキルアップコースを展開しています。 「ながのブランド郷土食」では、その教育研究成果品として、大学オリジナルあるいは長野県農協直販株式会社と共同により、下に掲げたような商品を開発、販売しています。食品製造の社会人コース、「ながのブランド郷土食」・「信大きのこカレー・ 信大きのこハヤシ」・「信州産りんごソーセージ」・「信州発えのきヨーグルト」・「まるごとりんごジャム」大勢の客で賑わう第6回「大学は美味しい!!」フェアの様子企業との連携を強力に推進するための拠点を整備 信州大学では、企業との連携を推進するため各キャンパスに産学連携施設を設置しています。■松本キャンパス:信州地域技術メディカル展開センター(CSMIT) ■長野(工学)キャンパス:地域共同研究センター(CRC)、信州科学技術総合振興センター(SASTec)、長野市ものづくり支援センター(UFO) ■上田キャンパス:ファイバーイノベーション・インキュベーター(Fii)施設、先進植物工場研究教育センター(SU-PLAF)、上田市産学官連携支援施設(AREC))地域共同研究センター(CRC)

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です