2013信大USR
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電気をよく流す結晶性硫黄原子鎖の創製極微少空間から巨大な化学へ高度な新技術に基づいて戦略的な製品開発を支援する実際の人の指の動きをセンサーで捉え、コンピューター解析する着心地を追求した高機能スーツ生活動作支援ロボティックウェア「curara(クララ)」企業のみなさんへ20 カーボン・ナノチューブ(CNT)の発見と開発で国際的に知られる遠藤守信特別特任教授を中心に、国内外からトップクラスの研究者を招聘し、ドリームチームを結成、「エキゾチック・ナノカーボン(ENCs)」の創成と応用の研究を進めています。主な研究開発テーマは、@ENCsの創成、A物性・機能と構造解析、B応用開拓(ナノエレクトロニクス、複合材、エネルギー貯蔵デバイス)で、各テーマ間で相互にシナジー効果を発揮した研究を推進し、ENCs科学の構築とイノべーティブな機能発現を達成、企業と共に新産業を創出しています。最近の研究成果として、放射性物質の除染材料の開発、電気をよく通す硫黄鎖を発見するなど、まさに無限の可能性と実現性を秘めた研究が挙げられます。「革新的炭素」研究の企業コンソーシアム 信州大学と諏訪圏市町村および(独)産業技術総合研究所とが連携して、諏訪キャンパスで微細加工、ナノテクノロジー分野の経営能力を身につけた高度ものづくり開発技術者(戦略的開発技術者)を育成します。高度な新技術に基づく戦略的な製品開発を支援 今、社会では豊かさのモノサシが変わろうとしています。現在求められているのは、人間の『こころ』を基盤にした技術です。繊維学部が先導するスマートテキスタイル、繊維産業の「匠」の技術と異分野の最先端の技術を融合する事により、今までにない「機能」デザイン創出に取り組んでいます。 着心地を追求したスーツ。2013年4月に発売された「皮膚の奥深くに浸透させない夜間用肌化粧品」、2010年に産学官連携功労者表彰で文部科学大臣賞を受賞した「アレルキャッチャーAD」などを次々に生み出しています。新たな価値創造国際ファイバー工学

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