2013信大USR
15/28

15 信州大学は、「環境マインドをもつ人材の育成」及び「エコキャンパスの発展を通じて自主的な環境保全・改善活動の推進」に寄与するために「信州大学環境マインド推進センター」を設置しました。また、専用のホームページを開設し、取組みを紹介しています。専用ホームページで環境マインド推進の取組を紹介持続可能な社会経済を支える人材の養成取組みをまとめた専用ホームページhttp://www.shinshu-u.ac.jp/environment/信州型グリーンイノベーションの概念図信州大学で調査研究が進むオオルリシジミ。植物クララのつぼみに小さい卵を産みつけている 環境・エネルギーを対象とした「グリーンイノベーション」。エネルギーの地産地消という新しい概念を取り入れ、信州の特徴を活かしたナノ水車発電、豊富な地下水による熱利用、間伐材やキノコの廃培地を利用したバイオマスエネルギー、炭素分子フラーレンを使った画期的な光化学蓄電池など、信州+信州大学モデルと呼べるイノベーションを起こしています。 また、長野県坂城町では産学官共同によるスマートコミュニティづくりもスタートしています。「信州型」と呼べるグリーンイノベーション 信州大学は日本初、そして唯一の山岳科学総合研究所を設置しています。 ここでは、山岳防災科学、大気水圏環境の動態やアルプスの地形形成の解明、水質環境の調和共存と物質循環、生物多様性、山岳文化歴史研究などの多岐にわたる分野のプロジェクトを進め、地球規模での環境変動が山岳地域に及ぼす影響を総合的に明らかにしようとしています山岳地域でしかできない環境変動調査環境人材育成を目指す新しい単位互換協定課題解決型の演習に主体的に取り組んでいます 2013年4月、環境人材育成のために、信州大学はグリーンマネジメントプログラムに関する単位互換協定を横浜国立大学、広島大学、茨城大学との間に結びました。 この取組みは環境に配慮しながら効率的な企業経営を行う「環境経営」に関するもので、講義だけでなく、課題解決型の演習・実習を中心とした内容で、学生が主体的に「解」を見出していくものです。 信州大学の環境・エネルギー分野の豊富な研究実績を土台に、成長著しいアジア圏において社会経済活動と地球環境保全を両立する健全な経済成長を実現するため、複数の分野に跨った修士・博士を通した5年一貫のコースを設置し、先端技術の研究開発とグリーンMOT(技術経営)の両方の資質を有するグローバル人材を養成します。既設のエネルギーコースにウォーターコース及びフードコースを加えて、2014年4月より3コース制の学位プログラムに拡充します

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です