2013信大USR
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12アメリカ、ヨーロッパ、アジア、日本を代表する繊維系4大学でグローバルセンターを設置していますCITI Japan プロジェクトキックオフシンポジウムパンフレット東アジア山岳文化研究会(第1回、2012年)「宇宙エレベーター」実現への夢。海洋上の筏から静止軌道上の宇宙ステーションまで人や荷物、電気などを輸送するエレベーター構想。テザー(ひも)と呼ばれるロープの引っ張り強度が課題で、超軽量・高強度・高弾性のCNTを束ねることで実現に期待がもたれています。 繊維学部は、国際ファイバー工学研究拠点として、ノースカロライナ州立大学(米)・マンチェスター大学(英)・香港理工大学(中国)にブランチオフィスを設置するほか、海外約50の大学、研究機関と研究・教育交流協定を締結し、世界のファイバー工学最前線と連携を深めています。世界のファイバー工学最前線との連携を深化 信州大学は、カーボンファイバー、グラファイト層間化合物、フラーレン、カーボン・ナノチューブ(CNT)、グラフェンの科学展開に際して、絶えず国際的な先導性を発揮してきました。2009年からの地域卓越研究者戦略的結集プログラム「エキゾチック・ナノカーボンの創成と応用プロジェクト」では、遠藤守信特別特任教授を中心に、国内外の卓越研究者、新進気鋭の若手研究者からなる「ドリームチーム」がグローバルに先端的研究を推進し、「信州大学のカーボン科学」はより広範に世界的な注目を集めるに至っています。 2012年9月に開催した「革新的炭素Inno-C:Innovative Carbons 2012」では、約300名の参加者を前に、世界的に著名な研究者や本プロジェクトに参加している卓越研究者やトップ企業の経営者等が、イノベーションに満ちた「カーボン科学」の開拓・推進状況と将来ビジョンについて活発に議論し、グローバルレベルで進められている拠点活動が、今後一層活発に発展、継続することを予感させるシンポジウムとなりました。世界的な注目を集める「信州大学のカーボン科学」 韓国・中国・ベトナム・日本から、山岳文化に関する研究を進める研究者が集い、現状報告と意見交換を行う第2回東アジア山岳文化研究会が、2013年6月1~2日の2日間、信州大学山岳科学総合研究所の主催で開催されました。今年は、世界文化遺産へ登録された富士山などへの現地見学も行いました。山岳科学の文化研究部門をアジア規模に拡大グローバル視点

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