繊維学部_感性工学課程
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運転者の操縦快適性の評価人間の感覚を反映し、時系列評価が可能である生理反応を用いた操舵性評価手法の作成、特に、筋電図計測による操縦性評価方法について検討しています。車両特性、心理反応計測による評価、生理反応計測による評価のみで評価するのではなく、車両特性、心理反応、生理反応の相互関係を調べ、3特性から総合的に操縦性を評価しています。パネラに5種類の仕様の異なる車両で走行してもらい操縦時の筋電図、操縦感覚、車両の動的特性を測定しました。これら3者の相互関係を解析することによって、運転者の操縦感覚を発現させている車両特性及び、車両特性と心体反応との相互関係を定性的かつ定量的に明らかにしています。ネットワークの例アパレル業界における繊維関連取引の複雑ネットワーク人や組織のつながりによって構成されるネットワークの構造に着目して、人間や組織の活動を説明しようとするネットワーク分析の研究を行っています。例えば、仕入先企業と仕入れ元企業の取引関係をノード(点)とリンク(線)で表したのが右図です。50社ほどの取引であれば視認できますが、2,000社ほどになると視認できなくなるので、ネットワークの特徴量を計算していくことになります。また、2011年のアパレル業界における、ある企業(ノード)との取引先の数を次数とし、その頻度分布を分析したところ、これは、複雑ネットワークであることを示す、べき乗則に従っているようです。25

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