繊維学部_感性工学課程
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豊かで持続可能な社会発展に繋ぐ『人間と環境』に配慮した材料開発有限資源から作られる合成プラスチックは、人間生活に欠かせない材料となっていますが、焼却や廃棄による環境汚染など、多くの社会問題を抱えています。今後、人間社会と地球環境が共存・共栄した持続可能な社会発展のためには、環境循環型材料の開発が重要です。本研究では、バイオマスを原料として微生物より生合成される『バイオマスプラスチック』、水溶性高分子、天然高分子などの『生分解性プラスチック』を用いて、透明性、耐熱性、強度などの物性評価から、『人間と環境』に配慮した材料開発を行っています。心地良さは目で見ることができるのか?日常生活の中で、何となく、この椅子は座りやすいなあ、この靴は履きやすいかも、など色々なことを感じていませんか。では、どのくらい「心地が良い」のでしょうか?私たちは、このあいまいな目に見えない心地良さを、感性工学的手法を用いて目に見えるようにしてやり、心地良さを科学していこうとしています。脳波・心電図・筋電図といった人間の生理的な活動の計測や、行動や気持ちの変化の計測だけでなく、コンピュータシミュレーションによる解析も取り入れながら、心地良さを理解することによって、人間が心地良いと感じる製品を創っていこうとしています。23

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