繊維学部_感性工学課程
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感性工学課程で行われている研究テーマ紹介コンピュータシミュレーションによる動作快適性の予測衣服の動きやすさ(動作快適性)は、衣服の着心地を左右する重要な要因の1つです。従来、動作快適性は官能評価や、近年では生理計測により評価されてきました。しかし、それらの方法は実際に衣服を着用する必要があり、当然ながら設計段階の衣服の評価はできません。そこで、本研究では衣服と人体を仮想的に再現し、コンピュータシミュレーションにより衣服の動作快適性を予測する方法を開発しています。右図は腕を上げる動作を再現した例で、動作に伴い変化する衣服圧から動作快適性を予測することが可能です。フットウェアの着衣快適性・適合性に関する研究フットウェアは、シューズ、靴下、パンストなど履物や足部の衣類です。毎日身に着けるフットウェアは、快適なものに越したことはありません。また、使用する人の用途や好みに合うものでなければなりません。本研究では、生理学的、心理学的、運動学的なアプローチで、着衣快適性に富み、使用者に適合するフットウェアの研究を行っています。その中で、スポーツシューズやそのインソール、着圧ソックスなどが改良・開発され、新商品として市場に出ていきました。また、同様な手法で男女のインナーウェアについても研究を行っています。22

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