2012環境報告書

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上田キャンパス 繊維学部EMS活動16 平成24年3月5日(月)に三重大学ISO学生委員会を6人(職員1名、学生5名)で訪問しました。繊維学部の委員会室より1.5倍ぐらい広い委員会室で、挨拶をかわしながら三重大学生委員会顧問の梅崎先生他、委員会メンバーとの名刺交換を行い、プロジェクターを使って繊維学部の今年度の活動紹介、そして三重大学の活動紹介を行いました。三重大学の活動紹介で特筆すべき点は、①毎春キャンパス隣の町屋海岸の清掃を産・官・学・民で毎年行っていること。②卒業生から不要となった家電を修理できるものは修理して、新入生または留学生に無償で譲渡する「リユースプラザin三重大」なる活動があること。③機密文書や書籍を除いたミスプリントなど紙資源をトイレットペーパーに還元。(キャンパスの3カ所にトラック牽引する大きなコンテナを常時設置、一杯になったら専門業者が回収し集まった量だけトイレットペーパーになって戻ってくる。これは大学が廃棄物委託業者に依頼しているのではなく、すでに地域の企業が共同活動として行っていたところに、ISO学生委員会と環境管理推進センターがキャンパスの紙資源を加えてお願いしているとのこと。④省エネ活動をポイント化、現在試験運用中、将来的に生協でたまったポイントで買い物ができるようになる。(web専用サイトにログインした後、例えば教室に誰も居ないので照明を消したとか、エアコン温度を控えめにしたなど実施内容と活動時間を入力、それで削減できた電気料をポイント化する。)⑤放置自転車対策活動(毎年年末から年度末にかけて行う活動、年末に放置らしき自転車に黄色いタグをつけて2ヶ月間待ち、持ち主が出てこない自転車を一カ所に集め、修理して翌年度初めに新入生や留学生に譲渡される。)などがあり、少ない人数(実際活動しているのが30人程度)でそれを実施しているところに環境パフォーマンスの高さを感じた。 また繊維の委員会の活動についても、三重大学が関心を寄せたのが、エレベーターの消費電力調査でした。発表後、どのような方法で計測したのか質問され、クランプメータを使い施設部の職員と共同で作業したと伝えたところ、「なるほど ! 三重大でも検討したがどのように計測したら良いかわからなかった、参考になった」などコメントをいただき、繊維の活動もレベルがそれほど低くないことを感じました。 その後、雨が降っていましたが、三重大の委員会の方によるキャンパス内を案内していただきました。前述の放置自転車や紙資源回収トレーラーなど現場で熱心に説明していただきました。 彼らのパフォーマンスの高い活動を信大の学生委員会にも伝えていただこうと、年末の全学ISO学生委員会に招待を約束して、三重大学を後に長野へ帰りました。三重大学ISO学生委員会を訪問環境ISO学生委員会 繊維学部では、平成23年11月に「2011年、今考える環境」と題して、生協2F特設コーナーにて環境図書フェアーを開催しました。 主な内容として、環境図書の展示と貸出、ISO学生委員会活動の紹介パネル展示、学生による震災ボランティアの活動報告および写真展示等を行いました。 環境図書の展示については、あらかじめその本を読んだISO学生委員会の学生が簡単な紹介文カードに書いて本と一緒に展示しました。 また東日本大震災と長野県北部地震のボランティアに繊維学部から多くの学生が参加したので、それについてもたくさんの人に現状を知ってもらいたいと思い、学生が撮ってきた写真と実際に被災された方から聞いた話や自分が体験して感じたことを「震災ボランティアで私たちが感じたこと」と題して展示しました。 このような取り組みは学生が今あらためて環境について考える大変貴重なきっかけになったと考えられます。繊維学部環境図書フェアー環境講演会の開催左側が三重大学ISO学生委員会お互いの活動内容を説明している様子環境図書フェアー ①環境図書フェアー ②環境講演会の様子 ①環境講演会の様子 ②ミスプリントなどの紙資源回収コンテナ(古紙回収BOX) 繊維学部では毎年環境講演会または学部内教員による環境関連研究発表会を開催しています。 昨年度は、産業技術総合研究所から田原講師を招いての「ライフサイクルアセスメント(LCA)を使ってCO2ダイエット」という演題で講演会を開催しました。 最近のCO2問題と密接に関係する内容だったこともあり、質問も多く出されて充実した講演会となりました。 企業から参加された方もいたので、実際に現場に関わる質問が出され関心度が高い内容であったことが伺えました。 また材料化学工学課程の授業の一貫として3年生が参加しました。外部講師を招いての講演を行うことで、社会の動きをよく知る第一線で活躍している研究者の講演を聴くことができ、学内教職員の意識も刺激され環境教育・研究がより一層進展・拡充されるものと期待されます。Environmental report

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