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研究科概要

修士課程を理学、工学、繊維学、農学の4専攻という大きなくくりに改組し、総合理工学研究科が誕生しました。学士から修士課程までの6年一貫教育を充実させることで、大学院授業科目の先取り履修や早期修了を推進します。また、理工農学系の生命医工学分野と、医学保健学系が連携する「生命医工学専攻」を新たに設置しました。

総合理工学研究科の特長

  • 理工学系研究科と農学研究科を統合再編
  • 理工農学系と医学保健学系を融合した生命医工学専攻の新設
  • 学士課程・修士課程6年一貫教育
  • 大学院授業科目先取り履修制度の活用
  • APRINe-Learningプログラムによる研究者倫理教育の徹底
  • 研究科共通科目と専攻共通科目の充実
改組の概要と後期課程への接続

理念と目標

総合理工学研究科は、信州の豊かな自然環境のもと、地域に根ざし世界に開かれた大学院として、それぞれの専門分野において社会に資する有為な人材を育成するための教育・研究を推進します。
幅広い学問分野を含む利点を生かして、学際領域を開拓する進取の気性に富んだ人材を育成し、広い視野と高い課題解決能力をもつ高度専門職業人を養成することを教育・研究の理念とします。
本研究科は、高度な専門知識・技術および周辺分野の課題にも対応した応用力・俯瞰力と批判的思考力をもつ高度専門職業人、創造性豊かな研究者、および環境調和社会を支える知的素養と倫理観を備えた人材を養成することを教育・研究目標とします。

育成する人材像と養成する能力

育成する人材像

理学・工学・繊維学・農学・医学のそれぞれの専門分野の基礎に立脚した高度な専門知識に基づく問題分析能力・課題解決能力を持つ人材
他分野の課題への応用発展力・俯瞰的能力を持つ人材
それぞれの専門分野において、自然環境に配慮した環境マインドを持ち、学際的先端科学技術を開拓できる研究開発能力を有する先導的な人材
専門分野を柱とする横断的な専門知識を持ち地域社会における課題解決に向けて自主的・継続的に学習・計画・実行できる能力を有する人材
国際感覚を身につけ地域社会における課題を積極的に解決し、地域再生・地方創生の起動力・原動力となりうる人材

養成する能力

人類、社会の平和的・持続的発展のために、高度専門技術者として科学・技術を発展させるための幅広い見識と健全な倫理観
環境調和社会、知識基盤社会を多様に支える高度で知的な素養
それぞれの研究分野における高度な専門的知識
創造性豊かな優れた研究・開発能力
理学・工学・農学分野の基礎知識に加えて健康・福祉・医療・創薬領域の医学系専門知識とそれらに支えられた総合的課題解決能力
学際分野に対応できる課題解決力・学際的対応力や俯瞰力
グローバル社会に対応できる情報発信能力、情報収集・分析能力およびコミュニケーション能力

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

総合理工学研究科は、高度専門職業人、研究者等に必要とされる高度な専門知識・技能、倫理観、実践力、情報収集・分析能力、情報発信能力及び批判的思考力を身につけることを目標として、学位論文の作成を中心に、講義、演習、実験、実習等からなる専門性の高いカリキュラムを策定しています。カリキュラムの実施にあたってはコースワークから学位論文作成へ有機的につながる体系的な教育を行います。加えて、本研究科が幅広い学問分野により構成されているという利点を生かして、分野・専攻を超えた学際的な共通科目を設定することで、高い専門性と総合性のバランスを確保し、深い専門性と近傍分野における課題解決についての応用力や理工学系領域全体に対応する俯瞰力も養成します。
また、成績評価の公正さと透明性を確保するため、成績の評定は、学位授与の方針に基づき各科目に掲げられた授業の狙い・目標に向けた到達度をめやすとして採点します。
【評価方法】
・講義科目においては、理解度を見る筆記試験やレポート、参加度により、授業達成目標への到達度を判定します。
・演習、実験、実習、実技科目においては、試験やレポートに加え、参加度や発表内容、実技等を通して、授業達成目標への到達度を判定します。
・授業達成目標への到達度は、可能な限り複数の評価手段によって判定します。

修士学位論文審査体制を充実させ、厳格で透明な論文審査を行い修了判定を実施します。


信州大学大学院 カリキュラム・ポリシー

各専攻のカリキュラム・ポリシーは、それぞれの専攻のページをご覧ください。

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

総合理工学研究科では、以下の知識と能力等を十分培い、かつ、専攻ごとに定められた学位授与方針に適う知識と能力等を有する学生に「修士」の学位を授与します。

  1. 人類、社会の平和的・持続的発展のために、研究者・技術者として科学・技術を発展させるための幅広い見識と健全な倫理観
  2. 環境調和社会、知識基盤社会を多様に支える高度な専門知識と実践的技術力
  3. さまざまな課題に対処できる高い情報収集・分析能力とグローバルな情報発信能力
  4. 深い専門知識に基づいて自らの思考や妥当性を論理的に説明できる批判的思考力

信州大学大学院 ディプロマ・ポリシー

各専攻のディプロマ・ポリシーは、それぞれの専攻のページをご覧ください。

アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)

【求める学生像】
総合理工学研究科では、総合理工学研究科の基本理念・教育目標に基づき、次のような能力や意欲を備えた人を積極的に受け入れます。

  1. 大学等において能動的に学び、十分な基礎学力と緻密な思考力を身に付けている人
  2. 科学・技術の基礎的あるいは応用的研究に高い意欲をもって取り組む人
  3. 世界をリードする先進的科学・技術を担う研究者、あるいは複雑・高度な諸課題に専門性を持って貢献できる高度専門職業人を目指す人

【入学者選抜の基本方針】
各専攻の学問分野の特徴に基づき、専門分野の基礎学力や思考力、研究への意欲を適正に評価して入学者選抜試験を実施します。

信州大学大学院 アドミッション・ポリシー

各専攻のアドミッション・ポリシーは、それぞれの専攻のページ、学生募集要項をご覧ください。入試情報

修士論文評価基準

総合理工学研究科における修士論文の評価基準,審査項目,審査方法を掲載します。論文審査および口頭試問等を経て,審査委員会が最終的な評価を決定します。修士論文評価基準


審査委員の体制
学位論文申請者1名について3名以上の研究科の研究指導教員(主査1名,副査2名以上)をもって組織する審査委員会を設け,学位論文等の審査及び最終試験を行います。 各専攻が必要と認めた場合,外部審査委員として,他の研究科,他の大学院又は研究所等の教員等を副査として加えることがあります。