地域社会イニシアティブ・コース

 

 

地域社会イニシアティブ・コースとは

校舎

学生時代にはそれほど力を入れて勉強することなく過ごしていても、職場や地域社会のなかで生活を続けていると、「何かが違う、どうしてそうなっているのか?」と、知的好奇心や問題意識が芽生えてくる場面が数多くあります。

そんなとき、どうすればいいのでしょうか?

ひとりで本を読んだり、同僚や知り合いの話を聞くことで、自分なりに納得のいく解答を得ることができれば問題ありませんが、必ずしもうまくはいかないものです。問題が複雑であれば、なおさらです。

職場や地域社会は、あなた自身が日常生活を送っている〈フィールド〉。そのフィールドのことは誰よりも自分が一番よく知っているはずです。また同時に、フィールドであまたの経験を積んできたからこそ気づくことができる問題も、そこには数多くあるはずです。フィールドの経験から生まれてきた問題は、フィールドで生活をしてきた自分の実感をもとに考えなければ、納得できる解答は得られません。

そんな〈フィールド〉で培われた問題意識をお持ちの社会人のみなさまを対象に、信州大学大学院経済・社会政策科学研究科(修士課程)が2003年より開設した大学院――それが「地域社会イニシアティブ・コース」です。本研究科は、1989年から他に先駆けて〈政策〉をキーワードにした社会人向け大学院を開設してきましたが、地域社会イニシアティブ・コースは、〈地域社会〉と〈フィールド〉を新たなキーワードに、内容を一新して開設されたコースです。


<地域づくり>のための人材育成

今、私たちの生活フィールドである経済社会は、急速なグローバル化やインターネットの発展によって、経済の世界規模での拡大が進み、国際的なビジネスが飛躍的に増大するなかで、世界の各地とダイレクトに繋がりつつあります。一方では、地域の個性を重視する視点や地域が育んできた生活文化の相互理解を深める必要性が高まり、「中央対地方」という矮小化した見方ではなく、生活フィールドとしての地域社会を基点とした社会変革の必要性が説かれるようになっています。

私たちの地域社会には、さまざまな世代の人や職業経験を持った人が「市民」として日常生活を営んでいます。市民は、それぞれに家族生活や学校生活、職場生活や地域生活を営み、そのなかでさまざまな組織や仲間を作って生活しています。〈地域づくり〉とは、そういった私たちの日常生活を支える生き方づくりでもあるのです。

グローバル(国際)化とローカル(地域)化――私たちの日常生活に迫りつつある新しい変化は、この2つの流れをもっています。2つの流れのなかで、自らすすんで〈地域づくり〉に携わり、課題を的確に分析し、解決の方向性を見出すことができる人材を育成することが、信州大学大学院 経済・社会政策科学研究科が新たに提供する地域社会イニシアティブ・コースの目的なのです。


<地域づくり>のためのフォーラム

「地域社会」とは、私たちが日常生活をおくる場、問題意識の基盤となる場であり、「イニシアティブ」とは、日常生活の変革を担う主体的な行動力です。地域社会を構成する組織や個人が、これまで蓄えてきた知識や経験を活かし、豊かな発想力と行動力をもって〈地域づくり〉に関わることができる能力を身につけるだけではなく、自分の職場経験や地域社会について立ち止まって考えてみたい、新しい地域社会をデザインしてみたい、地域社会を考えるための場を提供したい――地域社会イニシアティブ・コースは、そんな〈地域づくり〉のためのフォーラムでもあるのです。


 
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