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医学系研究科疾患予防医科学系 加齢生物学教室の徐 哲さん(博士課程3年生)が Young Participant Awardを受賞しました

2015.10.29

 平成27年10月8日~11日にイタリア ボローニャで開かれたThe Eighth Conference of the International Coenzyme Q10 Association(第8回 国際コエンザイムQ10協会カンファランス)において、医学系研究科疾患予防医科学系 加齢生物学教室の徐 哲さん(博士課程3年生(秋期入学生))が Young Participant Awardを受賞しました。
 国際コエンザイムQ10協会カンファランスは、2年あるいは3年に一度開催される、コエンザイムQ10の基礎・臨床医学研究の国際会議で、今回は第8回となります。Young Participant Awardは筆頭演者が大学院生かポスドクを対象としてノミネートされ、3演題が選定されます。また、受賞者は、一般演題と同様のポスターでの発表のほか、口頭発表も行い、全会員の前で表彰されます。

受賞演題
Ubiquinol-10 might suppress the aging process by inhibiting type 4 cAMP phosphodiesterases

演者・所属
Xu Z1, Tian G1, Huo J1, Kubo H3, Hosoe K3, Higuchi K1,2, Sawashita J1,2
(和名:徐 哲, 田 耕, 霍 佳, 久保博司, 細江和典, 樋口京一, 澤下仁子)
1信州大学大学院 医学系研究科 疾患予防医科学系 加齢生物学教室
2信州大学学術研究院 バイオメディカル研究所 神経難病学部門
3株式会社カネカ

 健康食品の作用メカニズムに関する調査・学術論文は未だ少なく、市場にはさまざまな健康食品(サプリメント)が氾濫しています。加齢生物学教室では、樋口京一教授の指導のもと、この10年余りにわたり、コエンザイムQ10、特に還元型コエンザイムQ10 (ユビキノール10)のアンチエイジング効果の検証とその作用メカニズムの解明の研究を続けてきました。近年の報告としては、酸化型(市場に流通している主タイプ)よりも還元型のユビキノール10の方がアンチエイジング効果に優れ(Yan J et al '06、Schmelzer C et al '10)、長寿遺伝子として注目されているサーチュイン(SIRT1)とそのターゲット分子PGC1-αを介したミトコンドリア機能の改善によるアンチエイジングメカニズムを明らかにしてきました(Tian G et al '14)。ユビキノール10の作用メカニズム研究は国内の関連学会では既に評価されていましたが(日本コエンザイムQ10協会 奨励賞(澤下仁子 助教('11)、田 耕 院生('12))、日本抗加齢医学会 優秀ポスター賞(澤下 助教('14)))、本受賞演題はユビキノール10のSIRT1活性化メカニズムを更に詳細に解析し、明確かつ簡潔にまとめたものであり、国際会議での評価は最先端をいく研究者等に注目されている研究に位置づけられます。今後の展開として、ユビキノール10の更に詳細な分子作用メカニズムが解明されることにより、新たなアンチエイジング法の開発につながり、ひいては、ヒトの健康長寿に大きく貢献できるものと期待されます。
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