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研究トピックス

インフォーマルセミナー in 信州

第40回 発がんと転移

開催日
: 平成31年3月7日(木)
オーガナイザー
: 分子医化学教室 教授 平塚 佐千枝
演題
: 胃癌の発癌・進展における胃腺粘液特異的糖鎖αGlcNAcの役割
講師名
: 分子病理学教室 助教 藤井 千文

ムチン型糖鎖の非還元末端にN-アセチルグルコサミンがα-1,4結合したO-グリカン(αGlcNAc)は胃腺粘液に特徴的な糖鎖である。本研究室ではこれまでに、1)αGlcNAcを欠損したマウスでは胃癌が自然発症すること、2)ヒト胃癌ならびに胃型形質を示す腺癌の発癌・進展過程においてαGlcNAcの消失が見られることを見出した。今回のセミナーでは、胃癌における発癌・進展におけるαGlcNAcの役割について講演する。

演題
: がんの発がん、転移についてーキーワードから読み解くがん転移の分子機構
講師名
: 分子医化学教室 准教授 富田 毅

がん転移は非常に複雑な過程を経て行われるものである。がん転移を分子生物学的に見た場合、がん原発巣から転移先の臓器での再増殖に至るまで多くの素過程から構成されるが、それぞれの過程において重要な役割を担う分子は全く異なっている。講演では、がん転移で用いられるキーワードの解説を行うことにより、その基礎的・技術的な面について紹介する。