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研究トピックス

インフォーマルセミナー in 信州

第18回 生活習慣病に挑む

開催日
: 平成27年7月2日(木)
オーガナイザー
: 生理学 教授 沢村 達也
演題
: 脂質代謝と肝臓病
講師名
: 代謝制御学 准教授 田中 直樹

生活習慣の変化により、非アルコール性脂肪肝・脂肪肝炎が増加している。この疾患ではインスリン抵抗性、脂質代謝異常、動脈硬化を高率に合併するため、包括的なケアが重要である。PPARを代表とする核内転写因子はこれらの病態に深く関与している。講演では脂肪肝疾患の臨床的事項とともに、発症機構に関する最近のデータを紹介する。

演題
: 変性リポ蛋白質受容体の発見から生活習慣病の治療へ
講師名
: 生理学 教授 沢村 達也

動脈硬化は、悪玉コレステロールLDLの変性により元のLDLにない性質を持つ特殊なLDLが生じることが主因となっておこると考えられている。この受容体の同定から研究を続けてきたが、このような基礎研究の成果をどのように臨床応用につなげていったらよいのだろうか。一般論と私見、そして実際に私達の研究室で進行していることを紹介し、研究・開発両面での展望を述べたい。